高山祭(秋の高山祭)完全ガイド 2026

高山祭(秋)完全ガイド【2026年版】屋台・からくり・観覧スポット・駐車場・アクセスを徹底解説

岐阜県高山市 桜山八幡宮 | ユネスコ無形文化遺産 | 令和8年(2026)版

高山祭(秋)完全ガイド 2026

「日本三大美祭」のひとつ。紅葉が彩る飛騨の古都に、
からくり人形と提灯の屋台が織りなす千年の美が蘇る。

📅 10月9日(金)宵祭・10日(土)本祭 ⛩️ 桜山八幡宮・高山市中心部 🎭 屋台11台・からくり奉納 🌍 ユネスコ無形文化遺産
01 | 歴史・文化

高山祭(秋)とは? — 日本三大美祭のひとつ

岐阜県高山市に伝わる「高山祭」は、春の「山王祭(4月14〜15日・日枝神社)」と秋の「八幡祭(10月9〜10日・桜山八幡宮)」の二つからなる祭りの総称です。重要有形民俗文化財に指定された絢爛豪華な屋台23台(春12台・秋11台)と、その上で演じられるからくり人形の奉納が圧巻。「日本三大美祭」のひとつに数えられ、2016年には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

📅 2026年 秋の高山祭(八幡祭)開催概要

項目内容
宵祭(よいまつり)2026年10月9日(金)17:30〜21:00頃
本祭(ほんまつり)2026年10月10日(土)9:30〜16:00頃
正式名称八幡祭(はちまんまつり)
主会場桜山八幡宮(さくらやまはちまんぐう)境内・周辺
屋台の数11台(秋)
入場料無料(屋台会館は有料)
来場者数約25万人(2日間合計)
主催高山祭屋台保存会・桜山八幡宮

歴史年表 — 千年を超える祭りの歩み

年代出来事
天文年間(1530年代頃)桜山八幡宮の祭礼として屋台行事の原型が始まったとされる。
江戸時代中期〜後期飛騨が天領(幕府直轄地)となり、高山の豪商・職人が資財を投じて屋台を制作。現在の絢爛豪華な屋台の原形が完成。
明治以降屋台保存会が設立され、屋台の維持・管理・引き継ぎ体制が整備される。
1962年(昭和37年)高山祭屋台が国の重要有形民俗文化財に指定。
1980年(昭和55年)高山祭屋台行事が国の重要無形民俗文化財に指定。
2016年(平成28年)「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録(全国33件が一括登録)。

なぜ「美祭」と呼ばれるのか

高山祭が「日本三大美祭」(他は京都の祇園祭・埼玉の秩父夜祭)と称される理由は、屋台の造形美にあります。

  • 漆塗り・金具・彫刻の精巧さ:各屋台は江戸時代の一流職人が総力を尽くして制作。漆の艶・金属金具の緻密さ・木彫刻の精度は国宝級の工芸品に匹敵します。
  • からくり人形の技術:複雑な糸・滑車・バネ仕掛けで動く人形は、江戸時代の技術の粋。現代のエンジニアが見ても驚くメカニズムを持ちます。
  • 古い町並みとの調和:江戸時代の面影を残す三町伝統的建造物群保存地区を屋台が練り歩く光景は、タイムスリップ感が圧倒的。
  • 秋の紅葉との競演:10月の高山は飛騨の山々が錦に染まる季節。紅葉を背景に屋台が並ぶ情景は、絵画のような美しさです。
💡 教育者視点のコラム高山祭の屋台は、江戸時代の高山の「富と技術の集積」を物語る生きた文化財です。飛騨が天領となったことで直接の政治的支配を受けなかった高山では、商人・職人が独自の経済圏を築き、その富を「祭りの美」という形で表現しました。祭りは単なる娯楽ではなく、コミュニティが自らの誇りと技術を可視化する装置でもありました。
02 | 見どころ

2026年 見どころ5大ハイライト

高山祭の魅力は「美しい屋台を見る」という一点に集約されているように見えて、実は宵祭・本祭・からくり・御神幸・古い町並みと多層的な楽しみ方があります。

【最大の見どころ】からくり奉納 — 江戸のロボット劇場

本祭(10月10日)の午前・午後、桜山八幡宮境内で行われる屋台のからくり人形奉納。複雑な糸・滑車の仕掛けで動く人形が、観衆の前で演技を披露します。特に布袋台のからくりは布袋様の人形が子どもたちと戯れる場面が見どころ。現代のアニメーションやロボットにも引けを取らない精巧な動きに、観客から自然と拍手が沸き起こります。

1

宵祭の提灯屋台 — 幻想的な提灯の光景

10月9日の夕方から夜にかけて、屋台に100個以上の提灯が灯されます。暗闇に浮かび上がる朱塗りの屋台と、揺れる無数の提灯の光は「動く美術館」という表現がそのまま当てはまる幻想的な光景。宵祭は入場無料で、桜山八幡宮参道沿いに並ぶ屋台を間近で鑑賞できます。

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本祭・屋台曳き揃え — 11台が一堂に集結

本祭(10月10日)の午前中、11台の屋台が桜山八幡宮表参道に曳き揃えられます。漆塗り・金具・彫刻・刺繍で飾られた各屋台が横一列に並ぶ場面は、圧倒的な視覚的インパクト。1台1台を丁寧に見ると、それぞれの細部の違いと制作当時の職人技を感じることができます。

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御神幸(おみゆき)— 神輿と行列の壮観

本祭の午後、桜山八幡宮のご神体が神輿に乗って高山市内を巡幸する「御神幸」が行われます。槍・弓・鉄砲を持った武士に扮した行列、みこし、雅楽の演奏が市内の古い街並みを練り歩く光景は、江戸時代の行列絵巻そのもの。ルート沿いで静かに観覧するのがマナーです。

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古い町並み×紅葉×屋台の三重奏

高山市の三町伝統的建造物群保存地区(「古い町並み」として知られる上三之町・上二之町)は、江戸時代の商家建築が保存された国内最高水準の景観地。10月の高山は背後の飛騨の山々が紅葉に染まり、古い町並みと紅葉と屋台が同一フレームに収まる瞬間は、カメラを持つ手が思わず震えます。

03 | プログラム詳細

プログラム詳細 — 宵祭・本祭の完全タイムライン

高山祭は2日間それぞれ「宵祭」「本祭」という異なる性格を持ちます。宵祭は「提灯の美」、本祭は「動の美(からくり・行列)」を楽しむと理解すると、両日の体験が格段に豊かになります。

📷 10月9日(金)宵祭タイムライン

12:00〜15:00
屋台展示(昼間)
宵祭の前に、各屋台が桜山八幡宮周辺に搬出・配置されます。提灯が点灯していない昼間は彫刻・金具の細部を間近でじっくり観察できる絶好の機会です。
17:30〜
提灯点灯・宵祭開始
日が傾くと屋台に提灯が次々と灯されます。点灯の瞬間は見逃せないシャッターチャンス。早めに観覧場所を確保してください。
18:00〜20:00
宵祭 最高潮(提灯屋台の黄金時間)
完全に暗くなった境内で、提灯に照らされた屋台が幻想的な輝きを放ちます。この時間帯が宵祭のハイライト。撮影する場合は三脚またはISO感度を上げた設定で。
21:00頃
宵祭 終了・屋台収納
提灯が消され、屋台が片付けられます。終了後は高山市内で夕食・一献を楽しみましょう。

🥁 10月10日(土)本祭タイムライン

8:00〜9:00
屋台搬出・朝の配置
各屋台が蔵から引き出され、所定の位置へ。早朝に訪れると搬出作業が見られ、人が少ない中で屋台を間近に観察できます。
9:30〜10:00
屋台曳き揃え
11台の屋台が桜山八幡宮表参道に横一列に揃えられます。この瞬間の壮観さが本祭最初のクライマックス。人気の観覧ポジションは早めに確保を。
10:00・14:00
⭐ からくり奉納(1日2回)
桜山八幡宮境内で、選ばれた屋台のからくり人形が奉納されます。午前(10:00頃)と午後(14:00頃)の2回実施。各回約20〜30分。どちらも必見ですが、午前のほうが比較的空いています。
13:00〜
御神幸(おみゆき)
桜山八幡宮から出発する神輿行列。武士・雅楽・みこしが古い町並みを巡幸します。ルート沿いに場所を取って静かに観覧しましょう。
15:00〜16:00
御還幸・閉幕
御神幸が桜山八幡宮へ戻り、本祭が閉幕。屋台が蔵に収納されるところを見届けるのも感慨深い体験です。
04 | 屋台&からくり

屋台&からくり 完全ガイド

秋の高山祭(八幡祭)に登場する屋台は11台。いずれも国の重要有形民俗文化財に指定され、江戸時代の飛騨の職人技が凝縮された生きた芸術品です。

秋の高山祭 屋台11台

01
神楽台
かぐらたい
江戸時代初期から存在する歴史ある屋台で、櫻山八幡宮の宮本組(櫻町)が維持・継承してきました。文化年間(1804〜1818年)や明治期の大改修を経て、現在の重厚な姿となっています。屋台行列の先頭を進む「露払い」の役割を一貫して担っています。 見どころは、①大太鼓とお囃子:車体下部に設置された直径約1.2メートルの大太鼓(一本の巨木からくり抜かれたもの)を、2人の少年が交代しながら打ち鳴らします。②屋根の金色鳳凰:屋根頂点に佇む黄金の鳳凰と、太鼓枠に施された精巧な金箔細工が見事です。
02
布袋台
ほていたい
天保3年(1832年)に再建された屋台です。かつて高山祭には数多くの「からくり屋台」が存在しましたが、火災や維持の難しさから途絶え、秋の八幡祭において現在唯一からくり奉納を行う屋台としてその伝統を今に伝えています。見どころは、①超絶技巧の離れからくり:絹糸36本を操る8人の綱方(つなかた)によって動かされます。2体の唐子人形が空中ブランコ(綾竹)を渡り、最終的に布袋様の肩へ見事飛び移る演出は息をのむ美しさです。②布袋様の軍配:肩に乗った瞬間、布袋様が扇子を開いて軍配をあげる愛くるしくもダイナミックな演技が見どころです。
03
金鳳台
きんぽうたい
享保年間(1716〜1736年)に創られて以来、何度も改修を重ねてきた伝統ある屋台です。組(町内)の名にちなみ、中国の故事や神話的なモチーフを取り入れた格調高い造りが特徴です。 見どころは、①ご神体人形:上段には三韓征伐で知られる「神功皇后(じんぐうこうごう)」と、その脇を固める「武内宿禰(たけのうちのすくね)」の人形が安置されています。②透かし彫りと金工細工:勾欄(手すり)や柱に施された繊細な金具細工(錺金具)が光を反射し、格式高い気品を醸し出します。
04
大八台
だいはちたい
文化6年(1809年)に創られた屋台です。高山の城下町にあった大八車(輸送用の大型荷車)の堅牢な構造を取り入れ、豪快かつ堅牢な造りとして制作されました。 見どころは、①外車型の3輪構造:通常の屋台と異なり、大きな車輪が車体の「外側」に張り出した3輪(前1輪・後2輪)構造を持っています。②御殿風の造形美:重厚な黒漆塗りの車体に朱色のアクセントが効いており、方向転換の際に「戻し車」を使って力強く回る光景は迫力満点です。
05
鳩峯車
きゅうほうしゃ
文政年間(1818〜1830年)に建造された屋台です。名称に「台」ではなく「車」が付く非常に珍しい存在で、大八台とともに3輪構造を今に伝える貴重な文化財です。 見どころは、①京都仕込みの見送り幕:背面を飾る「綴錦織(つづれにしきおり)の見送り幕」は、京都で織られた極上品で、富士山や龍が描かれています。②車輪の造形:直径が大きい1本前輪の車輪構造と、全体に施された唐草模様の細工が異国情緒を感じさせます。
06
神馬台
じんばたい
文化14年(1817年)に制作された屋台です。神社に馬を奉納する「神馬(しんめ)」の信仰に基づき、地域の平穏と繁栄を祈願して作られました。 見どころは、①リアルな白馬の人形:上段に安置された神馬の人形は、毛並みの一本一本までリアルに彫り込まれており、馬丁(ばちょう)がしっかりと手綱を引く姿が生き生きと描かれています。②唐破風(からはふ)の屋根:うねるような曲線を描く唐破風屋根が優美で、全体のシルエットに柔らかな印象を与えています。
07
仙人台
せんにんたい
文政年間(1818〜1830年)に創建された屋台です。中国の道教思想や仙人伝説を題材にしており、当時の町人文化の教養の深さを伺い知ることができます。 見どころは、①蝦蟇仙人(がませんにん)の人形:大きなガマ蛙(カエル)を足元に従えた仙人の人形が載せられています。②陰影際立つ木彫彫刻:黒漆の車輪と落ち着いた色彩の木彫りが調和しており、派手さの中にも静けさと深みを感じさせる渋い逸品です。
08
行神台
ぎょうじんたい
文化年間(1804〜1818年)に完成した屋台です。山岳信仰や修験道(しゅげんどう)の祖である「役行者(えんのぎょうじゃ)」を祀る屋台として、町内の無病息災を願って造られました。 見どころは、①役行者と前鬼・後鬼:上段に立つ役行者像と、その傍らに控える鬼の人形(前鬼・後鬼)の威風堂々とした表情と衣装。②重厚な深彫り技術:欄間や柱に彫られた飛騨の匠による「深彫り彫刻」は、立体感が際立っており見応え十分です。
09
宝珠台
ほうじゅたい
文政7年(1824年)に再建された屋台です。あらゆる災難を払い、望みを叶えるとされる仏教の「如意宝珠(にょいほうじゅ)」をシンボルとしています。 見どころは、①屋根に輝く大宝珠:屋根の頂点に載せられた金色に輝く大きな宝珠が最大のアイコンです。②龍の金工・彫刻:宝珠を守るかのように配置された龍の精巧な彫刻や、細部を飾る金具細工(錺金具)の密度の高さが光ります。
10
豊明台
ほうめいたい
元治元年(1864年)に再建が始まり、明治期にかけて飛騨の最高峰の職人たちが技を競い合って仕上げた、高山祭屈指の豪華さを誇る屋台です。 見どころは、①欄間の十二支立体彫刻:下段の欄間(らんま)全周に彫られた「十二支(干支)」の彫刻は、裏側まで丁寧に彫り込まれており、職人技の極致と言えます。②圧倒的な装飾密度:見送り幕の極彩色刺繍、金物細工、漆塗りのどれをとってもスキがなく、「動く美術館」の称にふさわしい圧倒的な情報量を持っています。
11 ⭐
鳳凰台
ほうおうたい
天保8年(1837年)に創建され、その後大改修を経て現在の絢爛豪華な姿となりました。八幡祭の屋台群の中でも特に華やかで、秋の祭りを象徴する存在です。 見どころは、①羽ばたく金の鳳凰:屋根の上で翼を大きく広げる金色の鳳凰は、圧倒的な存在感と気品を誇ります。②飛騨塗の光沢と宵祭:極上の漆で塗り上げられた黒塗りのボディと金箔の contrast が美しく、夜の「宵祭(よいまつり)」で100個以上の提灯が灯されると、幻想的な美しさが最高潮に達します。
★ からくりで最も有名

からくり奉納 — 江戸の機械工学の粋を目撃せよ

からくり奉納とは、屋台の上で複雑な仕掛けを持つ人形(からくり人形)が動作を披露し、神前に奉納する神事です。ピアノ線・竹製の滑車・バネを組み合わせた機構は、電気を使わない純粋な機械工学の産物。演じる側(からくり師)も専門の技術者で、奉納の前には入念なリハーサルが行われます。

実施日時場所主な演目所要時間
10月10日 10:00頃桜山八幡宮境内布袋台・大国台・その他(年により異なる)約20〜30分
10月10日 14:00頃桜山八幡宮境内同上(2回目)約20〜30分
からくり奉納の際は神事の厳粛さを守り、静かに鑑賞してください。人形の動作中のフラッシュ撮影・大声での会話はご遠慮ください。奉納エリアへの立ち入り制限がある場合は係員の指示に従ってください。
05 | 観覧スポット&撮影

ベスト観覧スポット&撮影設定ガイド

高山祭の「どこで見るか」は体験の質を大きく左右します。屋台の美しさを最大限に引き出す観覧ポジションと、宵祭・本祭それぞれの撮影に最適なカメラ設定をプロ目線でお伝えします。

🗺️ ベスト観覧スポット6選

桜山八幡宮 表参道 — からくり奉納&曳き揃えの特等席
本祭(10月10日)午前 | 難易度:場所取りが必要

本祭において最も重要な観覧ポジションです。屋台曳き揃えの11台が横一列に並ぶ場面と、その後のからくり奉納が見える位置。境内の中段やや高めに立つと屋台全体と奥の飛騨の山々が一つの画角に収まります。

からくり奉納の時間帯(10:00・14:00)の30分前にはポジション確保を。特に布袋台のからくりは人形が腕を伸ばす瞬間が最大の見どころで、正面やや離れた位置から見ると全体の動きがよくわかります。

📸 撮影最高 ⭐ からくり観覧1番 🕐 30分前に確保 🚶 高山駅から徒歩25分
1
八幡宮 参道入口〜石段下 — 屋台行列を正面から
本祭(10月10日)朝 | 屋台の正面構図を撮るなら最適

桜山八幡宮への参道に向かって屋台が整列する瞬間を正面から捉えられるスポット。参道の石段下のやや高い位置に立つと、屋台の正面がずらりと並ぶ構図になります。漆塗りの正面装飾・金具の細部まで美しく撮影できます。

本祭朝の曳き揃え時(9:30〜)に屋台が参道に向かって引き出されてくる場面も迫力があり、動きのある写真が撮れます。

📸 屋台正面の撮影に最適 🕐 9:00までに確保 🧍 縦構図が映える
2
弥生橋・宮川沿い — 川と屋台の絶景コラボ
宵祭・本祭 両方 | 宮川に映る提灯が幻想的

高山市内を流れる宮川にかかる弥生橋付近は、屋台が宮川沿いを移動する際に川との共演が楽しめる場所です。特に宵祭(10月9日)の夜、宮川に映る提灯の逆さ屋台は息を呑む美しさ。水面反射を活かした長時間露光撮影には最適な場所です。

橋の上からやや下流側に向けた構図が、屋台と水面と山々の背景が自然に収まる黄金構図です。

📸 水面反射が絶品 🌙 宵祭の夜がベスト 🏔️ 山と川のコラボ 三脚使用可(混雑外の時間)
3
上三之町(古い町並み)沿道 — 御神幸と江戸の街並み
本祭(10月10日)午後 | 御神幸の行列観覧に最適

本祭午後の御神幸(おみゆき)は高山市内の古い街並みを練り歩きます。上三之町は江戸時代の商家建築が現存する通りで、武士行列・神輿・雅楽の一行がこの通りを通過する場面は、まさに絵巻物の世界。観光客にとってもっとも「高山らしい」一枚が撮れるポジションです。

御神幸のルートは毎年ほぼ同じですが、公式の順路を事前に確認しておくとスムーズです。

📸 御神幸×古い町並み 🏘️ 江戸の景観との融合 🍂 紅葉シーズンと重なる
4
桜山八幡宮 参道〜境内 — 宵祭提灯の幻想空間
宵祭(10月9日)17:30〜21:00 | 提灯撮影の1番地

宵祭の提灯屋台を最も美しく体感・撮影できるのが、桜山八幡宮の参道から境内にかけてのエリアです。提灯が灯った屋台が参道沿いに配置され、暗闇の中で浮かび上がる朱塗りと金の輝きは「生涯忘れられない光景」と評する参加者が多いスポットです。

点灯直後(17:30〜18:00)のブルーアワーと屋台の光の対比が最も美しい時間帯です。

🏮 提灯撮影の聖地 🌙 暗くなってからが本番 📸 ISO3200以上推奨 ブルーアワーを狙え
5
城山公園・高台 — 市内と北アルプスを俯瞰する展望撮影
早朝・夕方 | 高山市全景を一望できる展望地

高山市街を見下ろす城山公園(高山城跡)の展望台は、飛騨の山々と高山市の古い町並み全体を俯瞰できる絶好のポイントです。祭り当日の早朝(朝霧が残る時間帯)に上がると、紅葉した山々と古都高山の全景が幻想的に広がります。祭り会場の屋台は見えませんが、「高山という場所の文脈」を感じるために訪れる価値があります。

🏔️ 北アルプス展望 🌅 早朝の朝霧が美しい 🚶 高山駅から徒歩20分

📷 場面別 推奨撮影設定

① 本祭・昼間(屋台曳き揃え・御神幸)

シャッタースピード
1/500〜1/1000
動く屋台・行列をブレなく
絞り(F値)
F5.6〜F8
屋台全体にピントを合わせる
ISO感度
100〜400
晴天時はなるべく低く
ホワイトバランス
太陽光
朱色・金色を正確に再現
おすすめ焦点距離
24〜200mm
全体〜細部を自在に切り替え
フォーカス
コンティニュアスAF
動く屋台を追従撮影

② からくり奉納撮影

シャッタースピード
1/250〜1/500
人形の動きを止めるために速めに
絞り(F値)
F2.8〜F4
人形と背景のボケで立体感を出す
ISO感度
800〜3200
境内は影になりやすい。明るく設定
連写設定
高速連写推奨
からくりの動く瞬間を逃さない
おすすめ焦点距離
70〜200mm
人物が混雑するため望遠が有効
フラッシュ
厳禁
神事の妨げになります

③ 宵祭・夜(提灯屋台)

シャッタースピード
1/30〜2秒
三脚使用時。手持ちは1/60以上
絞り(F値)
F2.0〜F2.8
暗所で最大限の光量を確保
ISO感度
1600〜12800
ノイズより露出を優先。RAWで撮影
ホワイトバランス
電球(3000K)
提灯の暖かみを正確に表現
三脚
強く推奨
混雑していない場所で設置可
水面反射狙い
弥生橋が最適
NDフィルターで水面をなめらかに
💡 構図のコツ屋台の朱色・金色・彫刻を美しく見せるには、逆光や斜光を活かすことが重要です。正面から平板に撮るより、やや斜め側面から差し込む光を当てることで彫刻の陰影が出て立体感が生まれます。また、屋台単体ではなく「人と屋台」「紅葉と屋台」「提灯と空」など複数の要素を組み合わせた構図が高山祭らしい一枚になります。
06 | 服装・持ち物

服装・持ち物ガイド — 秋の高山は寒い

高山市は標高約560mの盆地都市です。10月の朝晩は最低気温が5〜10℃まで下がることがあり、夜の宵祭は体感的にかなり寒くなります。秋の「日中は暖かい・朝晩は冷える」という温度差への対応が快適な祭り体験の鍵です。

高山市の10月の気候:最高気温 約16〜20℃ / 最低気温 約6〜10℃。宵祭(夜)は風が吹くと体感温度がさらに下がります。特に宵祭(10月9日夜)は防寒準備必須です。
🧥

アウター(薄手ダウン or フリース)

昼は必要ないかもしれないが、宵祭(夜)には必須。折りたたみダウンをリュックに入れて持参するのが賢い選択。

🪲

重ね着できるミドルレイヤー

昼は脱いで夜は着る、気温差への対応が高山祭攻略の基本。調節しやすい前開きフリースが最適。

👟

歩きやすい靴(必須)

会場周辺は石畳・坂道が多い。ヒールや底の薄い靴は厳禁。クッション性の高いスニーカーまたはトレッキングシューズが理想。

🎒

小さめリュック

混雑する会場では大きなキャリーバッグは不可。両手が空くリュックに最小限の荷物で。

☂️

折りたたみ傘 or レインポンチョ

高山の天気は変わりやすい。雨でも基本的に祭りは決行。コンパクトな折り畳み傘またはレインポンチョを必ず持参。

📷

カメラ(バッテリー予備)

昼の本祭・夜の宵祭と電池消耗量が多い。予備バッテリーを必ず用意。RAW撮影なら大容量SDカードも。

07 | 駐車場ランキング

おすすめ駐車場ランキング 2026

高山祭開催期間中、桜山八幡宮周辺の一部道路は交通規制がかかり、一般車の乗り入れが制限されます。交通量の少ない早朝を除き、公共交通機関またはパーク&ライドでの来場を強く推奨します。

祭り本番(10月9〜10日)の高山市中心部は大渋滞が発生します。特に本祭(10日・土曜日)の午前中は駐車場がほぼ全滅状態に。前日(8日・木曜日)夜に高山市内に宿泊し、翌朝徒歩で会場へ向かうプランが最もストレスフリーです。
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🏆 【最推奨】高山市内宿泊+徒歩アクセス

駐車場問題の根本的解決策は「前泊」です。高山市内のホテル・旅館に宿泊すれば、祭り当日はホテルから徒歩で桜山八幡宮まで行けるため、渋滞・駐車場探し・シャトルバス待ちのストレスがまるごとなくなります。宵祭終了後もそのまま宿に帰れる快適さは他の方法と比べ物になりません。祭りを最高の状態で楽しむための最善策です。

🏨 前泊が鍵🚶 徒歩圏内✅ 渋滞・駐車場問題なし🌙 宵祭後もラク
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🥈 JR特急ひだ+高山駅から徒歩(日帰り最推奨)

名古屋・大阪・富山から特急ひだで高山駅へ。高山駅から桜山八幡宮まで徒歩約20〜25分(または市内バス5分)。早い電車で来れば宵祭より前に到着でき、本祭の曳き揃えも余裕を持って観覧できます。帰りも夜の電車で帰れるため、日帰りならこれが一番です。「祭りの日は電車で行く」が高山の常識です。

🚂 特急ひだで直通🚶 駅から徒歩25分💰 駐車場代ゼロ⚡ 最も確実
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🥇 パーク&ライド駐車場(車でやむを得ない場合)

どうしても車で来る場合は、高山市が祭り期間中に設置するパーク&ライド駐車場(高山市役所周辺・市郊外の臨時駐車場等)を利用してください。そこからシャトルバスまたは市内バスで会場に移動します。ただし朝8時前後には満車になる場合があります。7時台に到着できるよう逆算して出発してください。詳細は公式サイトで毎年発表されます。

🚌 シャトルバスに乗り換え⏰ 7時台着を目標に📱 公式サイトで場所を確認
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🅿️ 高山駅東口・駅周辺の時間貸し駐車場

高山駅周辺には複数の時間貸し駐車場があります。会場(桜山八幡宮)まで徒歩約25分と距離はありますが、早朝(7〜8時台)に入庫すれば確保できる可能性があります。祭り期間中は最大料金が設定されない場合があるため、1日駐車すると高額になるリスクあり。事前に料金体系を確認してください。

🚶 会場まで徒歩25分⏰ 早朝入庫が必須⚠️ 上限料金に要注意
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📱 akippa・特P等の事前予約駐車場

akippa・特Pなどの民間駐車場予約サービスを活用すると、高山市内の民間・月極駐車場を事前に確保できます。祭りの1〜2ヶ月前から登録・予約を開始してください(人気が高く早期に満枠になります)。会場から徒歩圏内の物件を選ぶと、シャトルバスの混雑も回避できます。

📱 スマホで事前予約💰 当日より割安なことも📅 1〜2ヶ月前から確認を
💡 駐車場難民を防ぐ最終手段どうしても駐車場が見つからない場合は、高山市の隣接市町村(下呂市・飛騨市方面)の道の駅に停めて、JR高山本線またはバスで高山駅へ向かう方法があります。少し遠くなりますが、祭り当日の渋滞に巻き込まれるよりも時間的・精神的ストレスが少ない場合があります。
08 | グルメ

グルメガイド — 飛騨の恵みを堪能する

高山市は「食の宝庫」です。飛騨牛・高山ラーメン・みたらし団子・朴葉みそ・地酒——祭りを楽しみながら飛騨の食文化を味わうことも、高山祭体験の重要な柱です。

🐄
飛騨牛(ひだぎゅう)— 高山が誇る最高級和牛
  • 飛騨牛にぎり・串焼き:祭り期間中、上三之町周辺の肉屋・屋台では飛騨牛の串焼き(¥500〜800)が販売されます。炭火で焼かれた飛騨牛をその場でかぶりつくのが最高の贅沢。
  • 飛騨牛ステーキ・しゃぶしゃぶ:高山市内の料理旅館・レストランでフルコースとして提供。祭り期間中は混雑するため、前日までに予約を。
  • 飛騨牛まん:飛騨牛入りの中華まん。歩きながら食べられる手軽さで行列ができる人気品。
🍜
高山ラーメン(飛騨ラーメン)— 飛騨の透き通るスープ
  • 醤油ベースの澄んだスープに、縮れ麺が特徴の高山ラーメン。あっさりながら深みのある旨味は、全国のラーメンファンが訪れるほどの実力。代表的な店舗は「麺屋 しらかわ」「まさごそば」「豆天狗」など。
  • 祭り期間中は行列必至。開店前から並ぶか、昼のピーク時間を外して14:00〜16:00台に訪れるのが賢明です。
🍡
みたらし団子・五平餅 — 高山の歩き食いグルメ
  • みたらし団子(しょうゆ味):高山のみたらしは甘辛いのではなく、塩醤油味の串団子。全国的な「甘いみたらし」とは別物で、さっぱりとした旨味が病みつきになります。上三之町の「陣屋前の朝市」でも定番の一品。
  • 五平餅(ごへいもち):つぶしたご飯を串に巻いて焼いた飛騨の郷土食。くるみ味噌・ごま味噌などのタレが絶品。歩きながら食べられます。
🍶
飛騨の地酒 — 清冽な飛騨の水が生む銘酒
  • 高山市とその周辺には数多くの酒蔵が集まります。「二木酒造(氷室)」「平瀬酒造(久寿玉)」「舩坂酒造(深山菊)」「原田酒造(山車)」などが代表的な蔵元。
  • 祭り期間中は酒蔵の店頭で試飲ができる場合も。冷えた体に飛騨の地酒は格別の温もりをもたらします(お酒は20歳から・飲酒後の運転は厳禁)。
09 | 当日プラン

当日モデルスケジュール

🚶 モデルA:日帰りプラン(名古屋から特急ひだ利用)

6:43
名古屋駅発(特急ひだ1号)
名古屋から特急ひだの始発(6時台)に乗車。早起きが吉です。
9:04頃
高山駅着・古い町並みへ
高山駅から徒歩で三町伝統的建造物群(古い町並み)へ。朝の静かな時間帯に江戸の街並みを散策。
9:30
屋台曳き揃えの場所取り・観覧
桜山八幡宮表参道へ。曳き揃えが始まる前に観覧ポジションを確保。11台が揃う瞬間を見逃さない。
10:00〜
⭐ からくり奉納(1回目)
桜山八幡宮境内でからくり奉納。布袋台のからくりを正面から鑑賞。終わったら屋台を細部まで観察。
12:00〜
昼食:高山ラーメンまたは飛騨牛
行列を覚悟の上で高山ラーメンを。または古い町並みの飛騨牛串焼き屋台でサクッと済ませて午後に備える。
13:00〜
御神幸(おみゆき)観覧
上三之町沿道で御神幸の行列を観覧。江戸の行列絵巻が目の前を通過する。
14:00〜
⭐ からくり奉納(2回目)
2回目のからくり奉納。1回目と違う屋台の演目を楽しめることも。
15:30〜
土産購入・高山陣屋・帰路
高山陣屋見学・土産を購入して高山駅へ。夕方の特急ひだで帰路へ。

🛌 モデルB:前泊プラン(最高の体験版)

10月9日 正午
高山市内到着・チェックイン・観光
昼に到着し、古い町並み・高山陣屋・飛騨の里を昼間のうちに観光。余裕の時間配分。
10月9日 17:30〜21:00
⭐ 宵祭(提灯屋台)を存分に楽しむ
前泊者だからこそ夜の祭りを終わりまで楽しめる。ホテルに帰るだけなので帰りの時間を気にしなくてOK。
10月10日 終日
本祭を朝から晩まで完全制覇
曳き揃え→からくり(午前)→御神幸→からくり(午後)→解散まで全プログラムを余裕を持って観覧。
10 | 混雑回避

混雑回避ガイド

時間帯・タイミング混雑度対策・備考
10月9日(金)昼間★☆☆ 少最も空いている。昼間に屋台の細部を鑑賞するなら今。
10月9日(金)宵祭17:30〜★★☆ 中〜多徐々に増加。18:30以降がピーク。早めに場所取りを。
10月10日(土)9:30〜曳き揃え★★★ 混雑曳き揃え開始前から人が集まる。30分前には位置確保を。
10月10日 からくり奉納★★★ 非常に混雑境内の奉納エリアは早い者勝ち。1時間前の確保を推奨。
御神幸ルート沿道★★☆ 中行列通過の数分前から人が増える。通過後は急に空く。
💡 穴場の時間帯本祭の15:00以降は、からくり奉納・御神幸が終わり会場がどっと空き始めます。この時間帯に屋台に近づいて細部をじっくり鑑賞するのが、混雑を嫌う方への最善策です。解散前の屋台が片付けられる前の「最後の輝き」を楽しめます。
11 | 周辺観光

周辺観光 — 飛騨・高山の深い魅力を探る

1

三町伝統的建造物群保存地区(古い町並み)

上三之町・上二之町を中心とした江戸時代の商家建築が保存されたエリア。黒格子・白壁の町家が続く街並みは、高山が「飛騨の小京都」と呼ばれる所以。日本酒の蔵元・みたらし団子屋・土産店が軒を連ね、祭りの前後に散策する時間を必ず設けてほしいスポットです。

2

高山陣屋(たかやまじんや)

江戸時代に飛騨を支配した幕府直轄地の代官・郡代が政務を行った役所。全国に現存する唯一の郡代・代官所遺構として国の史跡に指定されています。当時の書院・米蔵・広間などが保存・公開されており、高山の歴史を立体的に理解できる施設。桜山八幡宮から徒歩約15分。

3

飛騨民俗村 飛騨の里

飛騨各地から移築した合掌造りなど30棟以上の古民家を野外展示する屋外博物館。10月は紅葉シーズンと重なり、赤・橙・黄に染まる背景と合掌造りの組み合わせが絶景。民具・生活道具の実物展示で飛騨の農山村生活が生き生きとわかります。白川郷へ行く時間がない方にも必見。

4

白川郷(世界遺産)— 高山から車で約40分

合掌造り集落が世界文化遺産に登録された岐阜の秘境。高山祭と組み合わせた「飛騨1泊2日コース」の定番。10月は稲刈り後の案山子(かかし)が並ぶ農村風景と、紅葉に染まった合掌造りの絶景が同時に楽しめます。高山から路線バスでもアクセス可能(約50分)。

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12 | 宿泊

宿泊ガイド — 高山市内 vs 奥飛騨温泉郷

高山市内 旅館・ホテル(最推奨)
会場から徒歩圏
桜山八幡宮・古い町並みから徒歩圏内の旅館・ホテル。宵祭終了後にそのまま宿へ帰れる立地は他エリアと比べて圧倒的に有利。特に古い町並み周辺の老舗旅館は、高山の食文化(飛騨牛・朴葉みそ・地酒)を夕食で楽しめる。
🚶 祭り会場まで徒歩10〜20分🍽️ 夕食付きプランあり💴 1泊2食 ¥18,000〜40,000⚠️ 祭り期間中は半年前から満室
奥飛騨温泉郷(平湯・新穂高・福地)
温泉リゾート
高山市から車で30〜50分の奥飛騨温泉郷は、露天風呂・北アルプスの絶景・山の幸で知られる温泉地。高山祭の日に日帰りで祭りを楽しんでから温泉宿に帰るコースも人気。高山市内より宿泊費が抑えられる場合もある。
🚗 高山市から車30〜50分♨️ 源泉かけ流し多数💴 1泊2食 ¥15,000〜35,000
高山祭の開催日(10月9〜10日)の高山市内・奥飛騨の宿は、半年〜1年前から予約が埋まり始めます。特に土曜日(10日)の宿泊は最も埋まりやすい。日程が決まったら即予約してください。
13 | FAQ

FAQ 25問

高山祭(秋)についてよくある質問25問にお答えします。

Q1. 高山祭(秋)とはどんな祭りですか?
岐阜県高山市の桜山八幡宮で毎年10月9〜10日に開催される祭礼で、正式名称は「八幡祭(はちまんまつり)」です。国の重要有形・無形民俗文化財に指定された屋台11台が登場し、9日の宵祭(提灯屋台)と10日の本祭(からくり奉納・御神幸)の2日間行われます。2016年にユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
Q2. 「日本三大美祭」とは何ですか?高山祭はなぜ選ばれているのですか?
日本三大美祭とは、京都の祇園祭・埼玉の秩父夜祭・高山祭を指します(諸説あります)。高山祭が「美祭」とされる理由は、漆塗り・金具・彫刻・刺繍で飾られた屋台の造形的完成度の高さ、からくり人形の技術の精巧さ、そして江戸時代の街並みとの調和の美しさにあります。
Q3. 入場料はかかりますか?
祭り会場(屋台の観覧)は無料です。ただし、高山市街の「高山祭屋台会館」(屋台を常設展示する施設)や飛騨の里は別途入館料がかかります。
Q4. 「からくり奉納」とは何ですか?いつ、どこで見られますか?
屋台の上で複雑な仕掛けを持つ人形(からくり人形)が動作を披露し、神前に奉納する神事です。本祭(10月10日)の10:00頃と14:00頃の2回、桜山八幡宮境内で行われます。各回約20〜30分。布袋台のからくりが特に有名です。
Q5. 宵祭と本祭の違いは何ですか?
宵祭(10月9日・夜)は屋台に提灯が灯され、暗闇に浮かぶ朱塗りの屋台の美しさを楽しむ「静の祭り」です。本祭(10月10日・昼)は屋台曳き揃え・からくり奉納・御神幸(神輿行列)など様々なプログラムが行われる「動の祭り」です。
Q6. 屋台は全部で何台ですか?秋と春で違いますか?
高山祭の屋台は春秋合計23台です。春の山王祭(4月14〜15日)に12台、秋の八幡祭(10月9〜10日)に11台登場します。それぞれ異なる屋台で、どちらも国の重要有形民俗文化財に指定されています。
Q7. 駐車場はありますか?車で行けますか?
祭り期間中は会場周辺の道路に交通規制がかかり、一般車の乗り入れが制限されます。公共交通機関(JR特急ひだ)またはパーク&ライドの利用を強く推奨します。どうしても車の場合は早朝(7時台)のパーク&ライド駐車場利用が最善策です。
Q8. 東京から高山へのアクセス方法は?
東京からは新幹線で名古屋まで約1時間40分、名古屋からJR特急ひだで高山まで約2時間15分、合計約4時間が標準ルートです。また、東京・新宿から高速バスで高山まで約5〜6時間(安価)という手段もあります。
Q9. 名古屋から日帰りは可能ですか?
可能です。名古屋始発の特急ひだ(6:43発)で高山に9時頃到着でき、夕方の帰りの特急に乗れば名古屋に21時頃着きます。宵祭(夜)まで含めると帰りが夜の最終便になりますが、日帰りは十分可能です。
Q10. からくり奉納の撮影はできますか?
撮影自体は可能ですが、フラッシュ撮影は厳禁です(神事の妨げになります)。また、奉納エリア前列の特定場所は立ち入り制限がある場合があります。係員の指示に従って静かに鑑賞・撮影してください。三脚の使用は周囲への配慮が必要です。
Q11. 雨天でも開催しますか?
基本的に雨天決行です。屋台は豪雨の場合は曳き揃えが中止になる場合がありますが、宵祭・からくり奉納・御神幸については雨の中でも行われることが多いです。高山市の10月は降水確率が比較的高いため、傘・レインポンチョは必ず持参してください。
Q12. 高山祭はユネスコ無形文化遺産に登録されていますか?
はい。2016年(平成28年)に「山・鉾・屋台行事」として、全国33件の祭り行事とともにユネスコ無形文化遺産に登録されました。京都の祇園祭・秩父夜祭・長浜曳山まつりなども同時に登録されています。
Q13. 屋台は普段どこに保管されていますか?
高山市内の各屋台には専用の「蔵(屋台蔵)」があり、祭りのない時期は各蔵で厳重に保管されています。また、高山市には「高山祭屋台会館」があり、春の屋台・秋の屋台のうち数台が交互に展示されており、年間を通じて屋台を間近で鑑賞できます(有料)。
Q14. 布袋台のからくりはどのような内容ですか?
布袋台のからくりは、七福神の布袋様の人形が複雑な仕掛けによってゆっくりと動き、子どもに見立てた小さな人形と戯れる場面が有名です。腕を伸ばす・頭を動かすなどの動作が電気を使わない純粋な機械仕掛けで行われ、観客からは毎回自然な拍手が起こります。
Q15. 春の高山祭(山王祭)と秋の高山祭(八幡祭)、どちらがおすすめですか?
どちらにも魅力があります。春(4月14〜15日)は桜との競演が美しく、気候的に観覧しやすい。秋(10月9〜10日)は紅葉との競演が絶品で、からくり奉納の内容も豊富です。どちらか1回しか行けないとすれば、紅葉×屋台×からくりという三要素の揃う秋がわずかに上とも言えますが、両方体験することを強くおすすめします。
Q16. 高山祭の屋台はどこで見られますか(通常時)?
高山市の「高山祭屋台会館(さくら山八幡宮境内)」に常時4台が展示されています(春・秋で入れ替え)。また、春の山王祭の時期には旧市街のいくつかの屋台蔵の外観を見学できます。祭り以外の時期でも屋台の一部を鑑賞できるため、高山を訪れる際はぜひ立ち寄ってみてください。
Q17. 御神幸(おみゆき)とは何ですか?どのようなルートを通りますか?
御神幸とは、桜山八幡宮のご神体が神輿(みこし)に乗って高山市内を巡行する行列神事です。槍・弓・鉄砲などを持った武士に扮した供奉列(ぐぶれつ)、神輿、雅楽の演奏が続く壮麗な行列で、本祭(10月10日)の13:00頃に出発します。ルートは毎年ほぼ同じで上三之町を含む旧市街を通ります。
Q18. 高山市への宿泊予約はいつすれば良いですか?
祭りの半年〜1年前を目安に予約を開始してください。特に10月10日(土曜日)の宿泊は最も埋まりやすく、人気の老舗旅館では翌年の高山祭が終わった直後から予約を受け付ける場合もあります。「ことしの秋は高山祭に行こう」と決めたら、その場でじゃらん・楽天トラベル等で空き室を検索してください。
Q19. 高山市は飛騨牛で有名ですが、どこで食べられますか?
市内の精肉店・レストラン・旅館で幅広く提供されています。手軽に楽しむなら上三之町・本町通りの立ち食い串焼き(飛騨牛にぎり・串焼き)が最もコスパ良く味わえます(¥500〜1,000程度)。フルコースで味わいたいなら料理旅館での夕食コースが最高で、事前予約が必須です。
Q20. 白川郷と高山祭を組み合わせた旅程は可能ですか?
可能です。「高山市1泊2日+白川郷半日」という組み合わせが人気です。例えば1日目に白川郷(バスで約50分)→高山に戻って宵祭を楽しむ、2日目に本祭を終日楽しむ、というプランが充実した内容になります。白川郷は10月が特に美しいシーズンなので、紅葉+合掌造り+高山祭という三点豪華旅行が実現します。
Q21. 子どもを連れて行っても楽しめますか?
はい、幅広い年齢層が楽しめます。特にからくり人形の奉納は子どもたちにとって「動く人形」という視覚的な面白さがあり、大変喜ばれます。屋台の巨大さ・精巧さも子どもたちを驚かせます。ただし、屋台に触れることはできませんので、係員の指示を守るようご説明ください。
Q22. 高山祭の写真・動画撮影で注意すべきことは?
①からくり奉納中のフラッシュ撮影は厳禁 ②御神幸の行列に割り込んでの撮影禁止 ③三脚・一脚の設置は周囲への配慮が必要(混雑時は設置困難) ④屋台への触れる・乗るは不可 ⑤係員の指示に必ず従う——が基本的な注意事項です。
Q23. 高山市には何泊がおすすめですか?
高山祭のみを目的とするなら1泊2日が最低ライン(宵祭+本祭の両方を体験)。古い町並み・高山陣屋・飛騨の里・白川郷まで含めるなら2泊3日が理想です。奥飛騨温泉郷(新穂高温泉等)でのんびりしたいなら3泊4日もあっという間に過ぎます。
Q24. 高山市での土産のおすすめは?
①「みたらし団子(塩醤油味)」や「栗きんとん」などの和菓子 ②飛騨牛の加工品(ビーフジャーキー・乾燥肉等)③飛騨の地酒(山車・久寿玉・深山菊等) ④一位一刀彫(飛騨の伝統工芸) ⑤さるぼぼ(赤いマスコット人形)——いずれも高山市内の土産店・古い町並みの店舗で購入できます。
Q25. 高山祭の公式情報はどこで確認できますか?
「公益社団法人 飛騨・高山観光コンベンション協会」の公式ウェブサイト(hidatakayama.or.jp)が最も詳しい情報源です。屋台のスケジュール・交通規制・パーク&ライドの場所・公式マップが毎年祭りの1〜2ヶ月前に更新されます。SNS(公式X/Instagram)のフォローも最新情報の入手に有効です。
14 | アクセス&地図

アクセス&地図

🚆 主要都市からのアクセス(JR特急ひだ利用)

東京から東海道新幹線で名古屋(約1時間40分)→ JR特急ひだで高山(約2時間15分)。合計約4時間。高山駅から桜山八幡宮まで徒歩約20〜25分。
名古屋からJR特急ひだで高山まで直通・約2時間15分。名古屋駅JR改札内からそのまま乗車。高山祭の日は特に早発の便が混雑するため事前予約推奨。
大阪からJR特急ひだ25号(大阪発)で高山まで直通・約3時間(1日1本)。または大阪→名古屋(新幹線)→高山(特急ひだ)で約4時間。
富山からJR高山本線で高山まで約1時間30分(特急ひだ利用)。北陸新幹線で富山まで来てからのルートも有効。
高山駅から桜山八幡宮まで徒歩約20〜25分、または高山市のまちなみバス(5分程度)。祭り期間中はバスも混雑するため、可能なら徒歩推奨。古い町並みを通るルートで歩くと気分が高まります。
15 | まとめ

まとめ&出発前チェックリスト

🍃 高山祭(秋)3つの本質的な魅力

  • ① 工芸品としての屋台:漆・金・彫刻・刺繍という江戸の最高技術が一台の屋台に結集。これは動く国宝です。飛騨の職人が誇りと財を注ぎ込んだ、人類の手仕事の頂点の一つ。
  • ② からくりという哲学:電気なし・コンピューターなし・糸と竹とバネだけで動く人形は、「人間の知恵と技術はどこまで行けるか」という問いへの江戸時代の回答。現代のAI・ロボット時代に見ると、その発想の豊かさに改めて驚かされます。
  • ③ 秋の飛騨という舞台:紅葉に染まる飛騨の山・江戸時代の町並み・清冽な飛騨川の流れ——この舞台なくして高山祭の美は完結しない。屋台と景観の調和こそが「美祭」と称される所以です。

出発前チェックリスト

  • JR特急ひだの指定席を事前予約(祭り期間は満席必至)
  • 宿泊の予約(半年前が理想・即予約が鉄則)
  • パーク&ライド駐車場の場所・時間を公式サイトで確認(車の場合)
  • 薄手ダウン or フリースジャケット(宵祭の寒さ対策)
  • 歩きやすいスニーカーまたはトレッキングシューズ
  • 折りたたみ傘 or レインポンチョ(高山の天気は変わりやすい)
  • カメラ・予備バッテリー・大容量SDカード
  • 三脚(夜の宵祭撮影用・コンパクトなもの)
  • 現金(屋台の飛騨牛串・みたらし団子用に)
  • からくり奉納(10:00・14:00)の観覧場所を事前に把握
  • 御神幸ルートを公式マップで事前確認
  • 高山陣屋・飛騨の里の開館時間を確認
  • 白川郷訪問予定の場合はバス時刻の事前確認
  • 高山の飛騨牛・高山ラーメン・地酒を楽しむ予算の確保
  • 公式サイト(hidatakayama.or.jp)で交通規制情報を確認
こんな人に最適:日本の工芸・技術の粋を体感したい / 秋の紅葉と古い街並みに浸りたい / 「日本三大美祭」を制覇したい / からくり人形という江戸の知恵に触れたい / 飛騨牛・地酒で食の旅も満喫したい
📚
この記事を書いた人

丹野 貴(たんの たかし)

元・青山学院高等部教諭 / 元・青山学院大学講師 / 青山学院大学大学院 修士号取得

哲学・政治経済・歴史・日本文化を専門に教え、現在は日本全国の祭り文化の探究と発信に取り組む。高山祭の屋台には、江戸時代の飛騨の職人が「美」に全てを捧げた魂と、コミュニティの誇りを祭りに刻む文化的営みを見出している。本記事は高山市・飛騨・高山観光コンベンション協会の公式情報をもとに作成。

■ 著書:「高校現代社会用語事典」(三省堂・共著)「教育実習総説」(学文社・共著)

高山祭(秋)完全ガイド 2026年版

本記事の情報は2026年8月現在のものです。交通規制・パーク&ライドの場所・プログラム詳細は飛騨・高山観光コンベンション協会公式サイト(hidatakayama.or.jp)で必ずご確認ください。

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