富士宮まつり(秋季例大祭) 完全ガイド 2026

富士山を背景に山車や屋台が繰り出し大勢の参加者と観客でにぎわう富士宮まつり 開催月から探す
富士宮まつり(秋季例大祭)完全ガイド【2026年版】20区の山車・屋台が競り合う喧嘩囃子を徹底解説

静岡県富士宮市 富士山本宮浅間大社 | 令和8年(2026)版

富士宮まつり秋季例大祭 完全ガイド 2026

富士山を仰ぐ門前町に鳴り響く「喧嘩囃子」——
20区の山車・屋台がぶつかり合う、日程不動の3日間。

📅 2026年11月3日(火・祝)〜5日(木) ⛩️ 富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市) 🏮 山車・屋台20区・競り合い 🏯 富士山世界遺産構成資産
01 | 概要・歴史

富士宮まつりとは?

静岡県富士宮市で毎年11月3日〜5日に開催される、富士山本宮浅間大社の秋季例大祭に合わせた「附祭り(つけまつり)」。市内20区が受け継ぐ山車(だし)・屋台(やたい)が富士山を背に市街地を練り歩き、夜には2基の山車・屋台が至近距離まで迫り合いながらお囃子を鳴らし合う「競り合い」=「喧嘩囃子(けんかばやし)」が繰り広げられる、静岡県東部を代表する秋祭りです。

📅
豆知識:なぜ日程は「11月3〜5日」で固定なのか
江戸時代、浅間大社の大祭礼は旧暦(太陰暦)の4月・11月の初申(はつさる)の日と9月15日に行われていました。ところが明治6年(1873年)の太陽暦への改暦で日付が大きくずれてしまい、浅間大社は静岡県庁に相談。その年の新暦11月4日がちょうど「庚申(こうしん)」の日にあたっていたことから、以後11月4日を大祭の中心日と定め、前後の3日・5日を合わせた3日間が固定日程として今日まで続いています。
2026年は11月3日が「文化の日」で火曜日、4日(水)・5日(木)は平日にあたるため、土日と重なる年に比べて遠方からの観光客はやや少なめになる可能性があります(詳しくは10章)。

浅間大社と「つけ祭り」

富士山本宮浅間大社は、富士山を神体山と仰ぎ、全国約1,300社の浅間神社を束ねる総本宮。平成18年(2006年)には鎮座1,200年を迎えた由緒ある神社で、平成25年(2013年)には世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にも登録されています。秋の収穫に感謝する神事としての例大祭そのものは神社創建当初から続く一方、氏子町内が囃子を奏でながら山車・屋台を引き回す「つけ祭り」としての記録は、現存する史料をたどると江戸時代末期までさかのぼります。

山車と屋台の違い、20区の顔ぶれ

富士宮まつりの山車・屋台には「富士宮型」と呼べる決まった様式はなく、各区が個性豊かな一台を受け継いでいます。祭典を主催する側の分類では、人形や屋形をせり上げる「迫り上がり」構造を持つものを「山車」、一層構造で迫り上がりのないものを「屋台」と呼び分けており、現在は20区が山車・屋台を所有して祭りに参加しています。車輪は松山区の三輪(明治44年〈1911年〉に根古屋より購入)を除き、いずれも四輪です。

📅 2026年(令和8年)開催概要

項目内容
開催日2026年11月3日(火・祝)〜5日(木)の3日間(毎年固定日程)
会場富士山本宮浅間大社・富士宮市中心市街地(神田通り周辺)
参加市内20区の山車・屋台
入場料無料
お囃子富士宮囃子(静岡県指定無形民俗文化財・平成7年〈1995年〉3月指定)
駐車場本宮(4日)は中心市街地が交通規制で車両進入不可。公共交通機関の利用を推奨
主催富士山本宮浅間大社・富士宮まつり実行委員会

※詳細な競り合いマップ・交通規制情報は、例年開催直前に富士宮まつり公式サイトで公開される「かわら版」等をご確認ください。

02 | 名物・見どころガイド

名物「競り合い」=喧嘩囃子 完全解説

富士宮まつり最大の見せ場は、夜の街に響く「競り合い(せりあい)」。山車・屋台2基が向かい合い、じりじりと間合いを詰めながらお囃子を鳴らし合う、迫力満点の名物行事です。

🥊競り合い(喧嘩囃子)

2基の山車・屋台が対峙し、太鼓・笛・鉦の富士宮囃子を鳴らし合いながらぎりぎりまで接近する名物行事。かつては熱が入りすぎて実際の喧嘩に発展することもあったことから「喧嘩囃子」と呼ばれるようになりましたが、現在は勝敗をつけることはなく、迫力ある演出として市内各所で夜遅くまで繰り広げられます。

🎶富士宮囃子

富士宮まつりで奏でられるお囃子は「富士宮囃子」と呼ばれ、平成7年(1995年)3月に静岡県指定無形民俗文化財に指定されました。町内ごとに受け継がれてきた曲調・掛け声に耳を澄ませると、それぞれの区の個性が感じられます。

⛩️本宮 共同催事

中日となる11月4日午後4時、20区すべての山車・屋台が浅間大社前の神田通りに勢揃いし、一斉に富士宮囃子を奉納します。通常は時間を決めて別々に市内を回っている山車・屋台が一堂に会するのはこの瞬間だけ。祭り最大の記念撮影ポイントでもあります。

🏮宮まいり(前日祭)

祭りの幕開けを告げる神事。氏子が浅間大社に参拝し囃子を奉納したのち、各区の会所にお囃子を持ち帰ります。この日の夜には各区で「宵宮(よいみや)」が行われ、祭りムードが一気に高まります。

💡 見どころを最大限に楽しむコツ ①「本宮共同催事」は必見:11月4日16時、神田通りに20区が集結する瞬間は1年で一度きり。
②競り合いは夜が本番:日中も引き廻しは行われますが、迫力ある競り合いは日が暮れてから本格化します。
③正式な勝敗はなし:競り合いに審判・優劣はありません。純粋に迫力を楽しむお祭りです。
03 | 3日間の流れ

3日間のプログラムの流れ

富士宮まつりは前日祭(3日)・本宮(4日)・後日祭(5日)の3日間で構成されます。ここでは、直近年(令和7年)の公式発表をもとにした「例年のパターン」を紹介します。当日の正式な時間は公式サイトで必ず確認してください。

以下のプログラムは直近年(令和7年)の実績を参考にした「例年のパターン」です。開催日(11月3〜5日)は毎年固定ですが、細かな時間や競り合いの場所は年により調整されます。

⛩️ 1日目(11/3・前日祭)宮まいり・宵宮

祭りの幕開け
9:00 ①
宮まいり(浅間大社境内)
氏子が浅間大社に参拝し、囃子を奉納。祭り本番に向けた安全祈願の意味も込められています。
18:30 ②
宵宮(よいみや)
各区の山車・屋台が繰り出し、夜の街を練り歩く前夜祭。祭りムードが一気に高まる時間帯です。

🎶 2日目(11/4・本宮)共同催事

祭りのハイライト・20区集結
終日
中心市街地は交通規制
共同催事に向け、市街地中心部は車両進入禁止に。徒歩・電車での来場が前提となります。
16:00 ①
本宮共同催事(神田通り)
20区の山車・屋台が浅間大社前に勢揃いし、一斉に富士宮囃子を奉納。1年で一度だけの集結シーンです。
17:00 ②
和歌披講(浅間大社本殿)
氏子・崇敬者から募集した和歌を、伝統の綾小路流という形式で奉納する神事。
17時以降 ③
目抜き通り各所で競り合い・引き廻し
共同催事後、各区の山車・屋台は市街地各所へ移動し、夜遅くまで競り合いや踊りを披露します。

🎆 3日目(11/5・後日祭)競り合いクライマックス

終日引き廻し・夜まで競り合い
8:00〜15:50 ①
各区で引き廻し・競り合い
最終日は日中から各区が市内を練り歩き、随所で競り合いが行われます。
11:00 ②
忠魂碑前祭典
富士地区(富士宮市・富士市)の英霊を祀る忠魂碑前で、遺族・関係者による慰霊祭が行われます。
夜〜 ③
最後の競り合い・祭りの終幕
3日間の締めくくりとして、各所で夜遅くまで競り合いが続き、富士宮まつりが幕を閉じます。
04 | 観覧スポット&撮影

観覧スポット&撮影設定 完全ガイド

昼は富士山を背にした山車、夜は提灯とお囃子に彩られる競り合い——時間帯によって全く違う表情を見せる祭りです。

🏆 観覧スポット5選

S
神田通り(浅間大社前)― 本宮共同催事の特等席
11月4日 16:00〜 | 1年で一度きり
共同催事20区集結4日限定
20区の山車・屋台が一堂に会する、祭り最大のハイライト。横一列に並ぶ山車と、一斉に奏でられる富士宮囃子は圧巻です。早めに場所取りをするのがおすすめ。
📍 神田通り(浅間大社正面) | 📸 標準〜広角24〜50mm | ⏰ 16:00の集結直前が狙い目
S
市街地各所の競り合いポイント ― 夜の喧嘩囃子
2日目夜・3日目夜 | 場所は年により変動
競り合い迫力No.1
提灯に照らされた2基の山車・屋台が至近距離で向き合い、お囃子を鳴らし合う名物シーン。人垣ができるほどの人気スポットなので、少し早めに近づいておくと良い位置が確保できます。
📍 富士宮市中心市街地各所(例年、かわら版で告知) | 📸 標準50mm・高感度対応
A
浅間大社境内・湧玉池周辺 ― 富士山の湧水と山車の共演
2日間・日中
静か世界遺産構成資産
国の特別天然記念物「湧玉池」がある境内は、祭りの喧騒から少し離れて富士山信仰の歴史を感じられる場所。宮まいりの神事もここで行われます。
📍 富士山本宮浅間大社境内 | 📸 標準35〜50mm
A
富士山バックの引き廻しルート ― 昼間の定番アングル
2日間・日中、晴天時
富士山ビュー昼間限定
晴れた日は市街地の高台や開けた通りから、山車と富士山を一緒に収められるアングルが狙えます。富士宮市ならではの「山車×霊峰」の一枚です。
📍 富士山が見渡せる市街地の通り | 📸 望遠85〜135mmで圧縮
穴
前日祭・宵宮(11/3夜)― 混雑前のあたたかい雰囲気
11月3日夜、本宮より空いている
穴場初日夜
本宮(4日)ほどの混雑がない前日祭の夜は、各区の山車・屋台をじっくり間近で見られる狙い目のタイミング。祭りの雰囲気に浸りながら写真も撮りやすい時間帯です。
📍 各区会所周辺 | ⏰ 18:30の宵宮スタート前後

📸 場面別撮影設定ガイド

夜の競り合い・提灯シーン:

撮影モード
Av(絞り優先)
シャッター速度
1/60秒前後(手ぶれ注意)
ISO感度
800〜3200
絞り(F値)
F2.8〜F4
ホワイトバランス
白熱電球(提灯の暖色を活かす)
備考
動きが速いので置きピン・連写が有効

昼間の引き廻し・富士山バックの一枚:

撮影モード
Av(絞り優先)
シャッター速度
1/250秒前後
ISO感度
100〜200
焦点距離
85〜135mm(富士山を圧縮)
💡 撮影テクニック集 ①競り合いは連写モードで:2基が接近する瞬間はタイミング勝負。連写・置きピンで狙うと成功率が上がる。
②昼は富士山との構図を意識:晴天時は望遠レンズで富士山を圧縮し、山車と重ねる構図が絵になる。
③夜は手ぶれ対策必須:提灯の灯りは暗いため、ISO感度を上げるか一脚を活用する。
シーン推奨焦点距離最適な時間帯
本宮共同催事(20区集結)24〜50mm 標準〜広角11/4 16:00前後
夜の競り合い35〜50mm 標準2日目・3日目 夜
富士山バックの引き廻し85〜135mm 望遠晴天の日中
湧玉池・境内スナップ35〜50mm 標準午前中
05 | 屋台グルメ

屋台グルメ&富士宮やきそば 完全ガイド

富士宮まつりのグルメといえば、B-1グランプリで初代・2代グランプリに輝いた「富士宮やきそば」は外せません。祭りの屋台はもちろん、市街地の専門店で本場の味を楽しむのもおすすめです。

🍜富士宮のご当地グルメ
名物

富士宮やきそば

コシの強い専用の蒸し麺、豚の背脂を揚げた「肉かす」、仕上げにふりかけるイワシ・サバの削り粉「だし粉」が三大特徴。富士山の湧水・地元産キャベツも使われ、2006・2007年のB-1グランプリで連続グランプリを獲得しました。

🏮祭り定番グルメ
定番

焼き鳥・唐揚げ・りんご飴・お好み焼き

神田通り周辺や各区会所付近には、祭り定番の屋台が軒を連ねます。夜の競り合い観覧の合間に食べ歩きを楽しめます。

💡 食べ歩きの攻略法 ①本場の富士宮やきそばは市街地の専門店でも:富士宮駅周辺には富士宮やきそばの名店が点在し、祭り以外の日でも味わえます。
②「肉かす」と「だし粉」は必ずチェック:この2つが入っているかどうかで本格度が変わります。
③夜は温かいメニューを:11月の夜は冷え込むため、汁物・焼き物系の屋台から回るのがおすすめ。
06 | 服装・持ち物

服装・持ち物ガイド(11月の富士宮)

富士山の裾野に位置する富士宮市は、同時期の東京より寒暖差が大きい傾向があります。日中は動きやすい服装、夜は防寒対策をしっかりと。

🧥

重ね着で温度調整

日中は日差しがあれば過ごしやすい一方、夜の競り合い観覧時は冷え込みます。脱ぎ着しやすいアウターが便利です。

👟

歩きやすい靴を

3日間にわたり市街地を歩いて回る祭りのため、履き慣れたスニーカーがおすすめです。

🧣

手袋・マフラー

夜の競り合いは長時間の立ち見になることも多く、防寒小物があると安心です。

🔦

懐中電灯・モバイルライト

夜の市街地は場所によって暗い箇所もあるため、足元を照らせるライトがあると安心です。

🔋

モバイルバッテリー

夜間撮影や地図アプリの利用でスマホの消耗が早くなります。

☔

念のため折り畳み傘

屋外開催のため、天候急変に備えておくと安心です。

07 | 駐車場・交通手段

駐車場・交通手段ランキング

本宮(11月4日)は中心市街地が交通規制により車両進入不可となります。ここでは現実的な交通手段を優先度順に紹介します。

11月4日(本宮)は中心市街地への車両乗り入れができません。臨時駐車場も市街地からやや離れた場所になるため、公共交通機関の利用が最も確実です。
1

🏆 電車(JR身延線) ― 最も確実な手段

最寄りはJR身延線「富士宮駅」「西富士宮駅」。会場となる浅間大社・神田通りへは富士宮駅から徒歩圏内です。交通規制の影響を受けないため、最も確実な移動手段です。

🚆 交通規制の影響なし⭐ 会場まで徒歩圏
2

🥈 高速バス「やきそばエクスプレス」

東京駅から富士宮駅・富士急行富士宮営業所まで直通する高速バス。所要時間は約2時間20分で、乗り換えなしで富士宮まで移動できます。

🚌 東京駅から直通⏱️ 約2時間20分
3

🥇 臨時駐車場(城山公園グラウンド)

東名高速道路「富士IC」から西富士道路経由でアクセス可能な臨時駐車場。ただし11月4日の中日は中心市街地の交通規制により車の乗り入れ自体ができない点に注意が必要です。3日・5日の利用を中心に検討しましょう。

⚠️ 4日は使用不可の可能性🚖 東名富士ICから約15分
4

神田川観光駐車場(有料)

静岡県富士山世界遺産センター付近の有料駐車場。浅間大社にも近く、観光と組み合わせて利用できますが、祭り期間中は満車になりやすいため早めの到着がおすすめです。

💰 有料🏯 世界遺産センター隣接
交通手段の大原則:本宮(11月4日)は中心市街地が車両進入禁止です。JR身延線「富士宮駅」「西富士宮駅」からの電車利用が最も確実で現実的な選択肢です。東京方面からは高速バス「やきそばエクスプレス」も便利です。最新の交通規制情報は富士宮まつり公式サイトで必ず確認してください。
08 | アクセス

アクセスガイド ― 新幹線+乗り換え、または直通バス

富士宮駅は新幹線の駅ではないため、乗り換えが必要です。行き方は大きく分けて「新幹線+在来線」「高速バス直通」の2パターンがあります。

🚉 主要アクセス方法

東京から東海道新幹線で三島駅または新富士駅・富士駅方面へ。三島駅でJR東海道線に乗り換え富士駅へ、そこからJR身延線で富士宮駅まで、乗り換え込みで合計約2時間が目安です。
高速バス東京駅から富士宮駅・富士急行富士宮営業所まで直通する「やきそばエクスプレス」で約2時間20分。乗り換えなしで移動できます。
新富士駅から新富士駅(新幹線)は富士宮駅と離れているため、バスまたはタクシーでの移動が必要です(バスは本数が少ないため急ぐ場合はタクシー推奨)。
大阪・名古屋から東海道新幹線で静岡駅または名古屋駅方面から、静岡駅でJR東海道線に乗り換え富士駅へ、そこから身延線で富士宮駅まで。
会場内の移動富士宮駅・西富士宮駅から浅間大社・神田通りまでは徒歩圏内です。
💡 意外と知られていない豆知識東京駅発着の高速バスの愛称「やきそばエクスプレス」は、富士宮のご当地グルメ「富士宮やきそば」にちなんだ名称。バスに乗った瞬間から祭りとご当地グルメの両方への期待が高まります。
出発地ルート所要時間の目安
東京駅新幹線+乗り換え(三島・富士経由)約2時間
東京駅高速バス「やきそばエクスプレス」直通約2時間20分
新大阪駅新幹線(ひかり)+乗り換え約2時間30分〜
名古屋駅新幹線(こだま)+乗り換え約2時間
09 | スケジュール例

当日タイムスケジュール例

「本宮の共同催事を中心に楽しみたい」「3日間じっくり滞在したい」――目的別に2つのモデルプランを紹介します。

🎯 本宮メイン観覧プラン(日帰り)

11月4日1日で満喫・共同催事+夜の競り合い
14:00頃
富士宮駅到着・浅間大社参拝
富士宮駅から徒歩で浅間大社へ。境内・湧玉池を参拝し、祭りの空気を感じる。
15:00〜15:50
神田通りで場所取り&屋台グルメ
共同催事の集結を見るため早めに場所を確保。待ち時間に富士宮やきそばを食べ歩き。
16:00〜17:00
本宮共同催事を観覧
20区の山車・屋台が集結し、一斉に富士宮囃子を奉納する瞬間を観覧。
17:30〜20:00
市街地で競り合いを観覧
共同催事後、各所に散った山車・屋台を追いかけて競り合いを楽しむ。
20:30頃
富士宮駅から帰路へ
祭りの余韻を胸に帰路につく。夜は混雑するため時間に余裕を持って移動を。

🏮 3日間じっくり満喫プラン

前日祭〜後日祭まで通しで楽しむ
1日目(11/3)
宮まいり&宵宮をゆったり観覧
本宮ほど混み合わないため、山車・屋台を間近でじっくり見られる狙い目の日。
2日目(11/4)
本宮共同催事+夜の競り合いを満喫
祭りのハイライト。神田通りでの集結から夜の競り合いまで、1日通して楽しむ。
3日目(11/5)
忠魂碑前祭典・最後の競り合い
日中の引き廻しを見つつ、周辺観光(白糸ノ滝など)を組み合わせるのもおすすめ。夜は最後の競り合いで祭りを締めくくる。
10 | 混雑・穴場

混雑ポイント・穴場情報

2026年は11月3日(祝・火)〜5日(木)と平日を挟む日程のため、土日と重なる年に比べて遠方からの観光客はやや落ち着く可能性があります。とはいえ、本宮(4日)の共同催事周辺は例年多くの人で賑わいます。

日程・エリア混雑度対策・コツ
11/4 神田通り(16時の共同催事)★★★ 極混雑15時台には場所取りを済ませておくのが安心
11/3 宮まいり・宵宮★☆☆ 比較的空く本宮より人が少なく、山車を間近で見やすい
11/5 日中の引き廻し★★☆ 中程度最終日は落ち着いた雰囲気でゆっくり見物できる
各日夜の競り合い会場★★★ 混雑人気の対戦は人だかりができるため、早めに近づいておく
富士宮駅(本宮終了後の21時前後)★★★ 混雑祭り終了直後は駅も混み合う。時間をずらすとスムーズ
💡 快適に楽しむための工夫 ①2026年は平日開催がチャンス:11/4・5が平日にあたる2026年は、土日開催の年より観光客が分散しやすい年と考えられます。
②「前日祭」を狙う:本宮ほどの混雑がない11/3の夜は、山車・屋台をじっくり観察できる穴場タイミング。
③競り合いは複数箇所で同時進行:1箇所が混んでいても、少し歩けば別の競り合いに出会えることがあります。
11 | 周辺観光

富士宮まつりとセットで楽しむ! 周辺観光スポット

富士山信仰の中心地・富士宮市には、世界遺産の構成資産や霊峰の恵みを感じられるスポットが数多くあります。

💧湧玉池(浅間大社境内)

富士山の伏流水が1日約20万トン湧き出す池。国の特別天然記念物に指定され、環境省「平成の名水百選」にも選ばれています。かつては富士登山者が禊を行った霊地で、浅間大社参拝とあわせて気軽に立ち寄れます。

📍 浅間大社境内💰 無料
💦白糸ノ滝

高さ約20m・幅約150mの絶壁から富士山の湧水が幾筋も流れ落ちる名瀑。国の名勝・天然記念物に指定され、世界文化遺産「富士山」の構成資産のひとつでもあります。紅葉の見頃は10月下旬〜11月下旬で、祭りの時期とも重なります。

📍 富士宮市上井出🚗 富士宮駅から車で約30分・バスで約24分
🏔️田貫湖

富士山と湖面が織りなす絶景で知られる湖。周辺には朝霧高原も広がり、雄大な自然を満喫できます。

📍 富士宮市猪之頭
🏛️静岡県富士山世界遺産センター

富士山の自然・信仰・文化を紹介する展示施設。浅間大社のすぐそばにあり、祭りの合間に立ち寄って富士山への理解を深めるのにぴったりです。

📍 浅間大社に隣接
🍜富士宮駅周辺のやきそば店街

富士宮やきそばの名店が集まるエリア。祭りで食べ歩いた味を、改めて専門店でじっくり味わうのもおすすめです。

📍 富士宮駅周辺
12 | 宿泊ガイド

宿泊ガイド ― 富士宮駅周辺、または三島・富士エリアも便利

3日間じっくり楽しむなら富士宮駅周辺での宿泊が便利。日帰りが難しい場合は、新幹線駅がある三島・新富士エリアを拠点にするのも選択肢です。

JR富士宮駅周辺ホテルビジネスホテル中心
会場(浅間大社・神田通り)まで徒歩圏内という好立地。祭り期間中は早めの予約が安心です。
📍 JR富士宮駅周辺🚶 会場まで徒歩圏
三島駅・新富士駅周辺新幹線アクセス拠点
新幹線が停車するため、複数都市を周遊する旅程との相性が良いエリア。富士宮駅までは在来線・バスでの移動になります。
📍 三島駅・新富士駅周辺🚆 富士宮駅まで乗り換えあり
💡 宿泊を検討する場合のヒント 11月上旬は紅葉シーズンとも重なり、富士山周辺のホテルは週末を中心に混み合うことがあります。2026年は祭り本番(4・5日)が平日にあたるため、例年より予約が取りやすい可能性がありますが、早めの確保が安心です。
13 | FAQ

よくある質問(FAQ)25問

初めて訪れる方から詳しく知りたいリピーターまで、よく寄せられる25問にまとめて回答します。

Q1. 富士宮まつり2026年はいつ開催されますか?
2026年は11月3日(火・祝)〜5日(木)の3日間開催されます。日程は毎年11月3〜5日で固定されています。
Q2. なぜ日程が毎年固定されているのですか?
明治6年(1873年)の太陽暦への改暦の際、新暦11月4日がちょうど旧来の大祭にあたる「庚申」の日だったことから、以後11月4日を中心日とする11月3〜5日が固定日程として定着しました。
Q3. 会場はどこですか?
富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市宮町1-1)と、神田通りを中心とした富士宮市中心市街地です。
Q4. 何台の山車・屋台が参加しますか?
市内20区がそれぞれ山車または屋台を所有し、祭りに参加しています。
Q5. 山車と屋台はどう違うのですか?
人形や屋形をせり上げる「迫り上がり」構造を持つものを「山車」、一層構造で迫り上がりを持たないものを「屋台」と呼び分けています。
Q6. 入場料はかかりますか?
無料です。市街地を自由に歩いて見物できます。
Q7. 「競り合い」とは何ですか?
2基の山車・屋台が向かい合い、お囃子を鳴らし合いながら至近距離まで接近する名物行事です。かつて熱くなりすぎて喧嘩に発展したこともあったため「喧嘩囃子」とも呼ばれますが、現在は勝敗を決めることはありません。
Q8. 富士宮囃子とは何ですか?
富士宮まつりで奏でられるお囃子の総称で、平成7年(1995年)3月に静岡県指定無形民俗文化財に指定されました。
Q9. 本宮共同催事とは何ですか?
11月4日16時頃、20区すべての山車・屋台が浅間大社前の神田通りに集結し、一斉に富士宮囃子を奉納する行事です。全区が一堂に会するのはこの時だけです。
Q10. 駐車場はありますか?
本宮(11月4日)は中心市街地が交通規制で車両進入不可となります。臨時駐車場(城山公園グラウンド)や有料の神田川観光駐車場もありますが、公共交通機関の利用が推奨されています。
Q11. アクセス方法を教えてください。
JR身延線「富士宮駅」「西富士宮駅」が最寄り駅です。東京からは新幹線+乗り換えで約2時間、または東京駅発の高速バス「やきそばエクスプレス」で約2時間20分です。
Q12. 「やきそばエクスプレス」とは何ですか?
東京駅から富士宮駅まで直通する高速バスの愛称で、富士宮のご当地グルメ「富士宮やきそば」にちなんで名付けられています。
Q13. 富士宮やきそばのおすすめポイントは?
コシの強い専用麺、豚背脂の「肉かす」、イワシ・サバの「だし粉」が特徴。2006・2007年のB-1グランプリで連続グランプリを獲得したご当地グルメです。
Q14. 富士山本宮浅間大社について教えてください。
富士山を神体山と仰ぎ、全国約1,300社の浅間神社を束ねる総本宮です。平成18年(2006年)に鎮座1,200年を迎え、平成25年(2013年)には世界文化遺産「富士山」の構成資産に登録されました。
Q15. 雨天でも開催されますか?
屋外の神事・行事は基本的に開催されますが、楼門内仮設舞台で行われる一部の催事は雨天中止となる場合があります。当日の実施可否は公式サイトで確認してください。
Q16. どのくらいの規模のお祭りですか?
静岡県東部を代表する秋祭りのひとつで、3日間にわたり市内20区の山車・屋台が繰り出す大規模なものです。
Q17. 湧玉池とは何ですか?
浅間大社境内にある湧水池で、富士山の伏流水が1日約20万トン湧き出します。国の特別天然記念物に指定されており、かつては富士登山者の禊の場でした。
Q18. 前日祭・本宮・後日祭の違いは何ですか?
3日(前日祭)は宮まいりと宵宮、4日(本宮)は20区が集結する共同催事、5日(後日祭)は忠魂碑前祭典と各区の引き廻し・競り合いが行われます。
Q19. 2026年は例年より空いていますか?
2026年は本宮(11/4)・後日祭(11/5)が平日にあたるため、土日と重なる年に比べて遠方からの観光客がやや少なくなる可能性があります。ただし地元の賑わいは例年通り見込まれます。
Q20. 子供連れでも楽しめますか?
日中の引き廻しは比較的落ち着いて見物でき、屋台グルメも豊富なため家族連れにも人気です。夜の競り合いは混雑するため、小さなお子様連れは日中の観覧がおすすめです。
Q21. 松山区の山車が特別と聞きましたが?
松山区の山車は明治44年(1911年)に根古屋から購入した三輪の山車で、他の区がすべて四輪であるのに対し唯一の三輪という珍しい特徴を持っています。
Q22. 忠魂碑前祭典とは何ですか?
11月5日11時から行われる、富士地区(富士宮市・富士市)の戦没者を祀る忠魂碑前での慰霊祭です。遺族・関係者が参列します。
Q23. 白糸ノ滝は祭りとあわせて行けますか?
富士宮駅から車で約30分、バスで約24分とアクセスしやすく、紅葉の見頃(10月下旬〜11月下旬)とも重なるため、祭りとセットで訪れる人も多いスポットです。
Q24. 新富士駅から会場まで行けますか?
新富士駅は富士宮駅と離れているため、バスまたはタクシーでの移動が必要です。時間に余裕がない場合はタクシーがおすすめです。
Q25. 来年(2027年)も同じ日程ですか?
はい。富士宮まつりは毎年11月3日〜5日固定で開催されます(曜日は年により異なります)。最新情報は公式サイトで確認してください。
14 | アクセス地図

アクセス地図

静岡県富士宮市・富士山本宮浅間大社周辺の地図です。JR身延線「富士宮駅」から徒歩圏内で会場に到着できます。

⛩️ 富士山本宮浅間大社(会場中心) 🚆 JR身延線「富士宮駅」(徒歩圏) 🚆 JR身延線「西富士宮駅」 🏮 神田通り(本宮共同催事)

🚉 アクセスまとめ

電車JR身延線「富士宮駅」「西富士宮駅」から会場まで徒歩圏内。東京から新幹線+乗り換えで約2時間。最推奨アクセス。
バス東京駅発「やきそばエクスプレス」で約2時間20分、乗り換えなし。
車本宮(4日)は中心市街地への乗り入れ不可。臨時駐車場の利用も可能日が限られるため要注意。
15 | まとめ

出発前 最終チェックリスト

この12項目を確認すれば準備完了。富士山を仰ぐ門前町で、20区の山車・屋台が奏でる喧嘩囃子を存分に楽しんでください。

  • 開催日は2026年11月3日(火・祝)〜5日(木)であることを確認
  • 交通手段の確認:JR身延線「富士宮駅」「西富士宮駅」が最寄り
  • 11月4日(本宮)は中心市街地が交通規制で車両進入不可であることを理解しておく
  • 東京から向かう場合は「新幹線+乗り換え」か高速バス「やきそばエクスプレス」を選ぶ
  • 本宮共同催事(11/4 16:00・神田通り)は早めに場所取りをする
  • 夜の競り合い観覧に備えて防寒具を用意する
  • 歩きやすい靴で準備(3日間、市街地を歩いて回る祭り)
  • 富士宮やきそばを食べる(肉かす・だし粉が入っているか要チェック)
  • 湧玉池・浅間大社境内もあわせて参拝する
  • 2026年は平日開催のため、例年より観光客がやや少なめの可能性を踏まえて計画する
  • 宿泊予定なら富士宮駅周辺のホテルを早めに予約する
  • 最新の交通規制・競り合いマップ情報を公式サイトで確認する
日程通称混雑度おすすめな人
2026年11月3日(火・祝)前日祭・宮まいり/宵宮★★☆山車・屋台を間近でゆっくり見たい方
2026年11月4日(水)本宮・共同催事★★★ 最混雑20区集結・共同催事を見たい方
2026年11月5日(木)後日祭・競り合いクライマックス★★☆落ち着いた雰囲気と最後の競り合いを楽しみたい方

📌 最後にひとこと

富士宮まつりは、富士山信仰の総本宮である浅間大社の秋季例大祭に合わせ、20区の氏子が受け継いできた山車・屋台と富士宮囃子が主役の祭りです。昼は富士山を背にした引き廻し、夜は提灯に照らされた喧嘩囃子——2つの表情を持つこの祭りを、富士宮やきそばとあわせてじっくり味わってください。

最新の日程・競り合いマップ情報は 富士宮まつり公式サイト でご確認ください。

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この記事を書いた人

丹野 貴(たんの たかし)

元・青山学院高等部教諭 / 元・青山学院大学講師 / 青山学院大学大学院 修士号取得

長年にわたり高校・大学で教壇に立ち、現在は哲学・政治経済・歴史・日本の文化と祭りなど多彩な分野を探究。「日本の祭り.com」を拠点に日本全国の祭り文化の研究・紹介に取り組んでいる。富士山信仰と結びついた地域の年中行事を、教育的視点から丁寧に読み解き発信している。

■ 著書:「高校現代社会用語事典」(三省堂・共著)「教育実習総説」(学文社・共著)

富士宮まつり(秋季例大祭) 完全ガイド 2026年版

本記事の情報は公開時点のデータをもとに作成しています。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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