山王まつり完全ガイド 2027 ― 「陰祭」の年だからこそ楽しめる、静かな天下祭
江戸三大祭りの筆頭、千代田区・日枝神社の山王まつり。2027年は2年に一度の大行列「神幸祭」が行われない「陰祭」の年にあたります。本祭との違いを正しく知って、2027年ならではの楽しみ方を見つけましょう。
山王まつりとは?
東京都千代田区永田町・日枝神社で、毎年6月7日から17日までの11日間にわたって行われる神事の総称。神田祭・深川祭(富岡八幡宮祭)とともに「江戸三大祭り」に数えられ、その筆頭格とされています。
神田祭との「交互関係」
実は、山王まつりと神田祭は、かつて交互に江戸城内に入ることを許された兄弟のような関係にあります。山王まつりは偶数年が本祭(2026年・2028年…)、神田祭は奇数年が本祭(2025年・2027年…)という、互い違いのサイクルで今も続いています。つまり2027年は、神田祭にとっては本祭の年、山王まつりにとっては陰祭の年という、ちょうど逆の巡り合わせです。
2027年(陰祭)の見どころ
華やかな大行列こそありませんが、陰祭の年ならではの、落ち着いた神事の数々を楽しめます。
例祭
「皇城鎮護都民平安祈願」として斎行される、山王まつりの中で最も重要な神事です。
稚児行列
子どもたちが華やかな装束に身を包み、健やかな成長を祈って練り歩く、毎年恒例の行事です。
山王音頭と民踊大会(納涼大会)
「東京で一番早い盆踊り」とも呼ばれる、複数日開催の人気行事。雨天時は境内で実施されます。
山王嘉祥祭
和菓子を供えて厄除けを願う、全国的にも珍しい「和菓子のまつり」です。
表千家家元献茶式
格式高い茶道の家元による献茶式も、山王まつりを彩る神事のひとつです。
2027年 11日間のプログラム
期間は例年6月7日〜17日で固定されています。2027年は6月7日(月)〜17日(木)となる見込みです(正式発表前の推定、公式サイトで要確認)。
観覧スポット&撮影設定ガイド
2027年は神幸祭がないため、観覧の中心は日枝神社の境内そのものになります。
場面別撮影設定ガイド
ISO200〜400 / F5.6
ISO800〜1600 / F4
山王まつり周辺グルメガイド
永田町・赤坂エリアならではのグルメと、納涼大会の屋台グルメをご紹介します。
① 焼きそば・たこ焼きなどの定番屋台――境内での盆踊り会場周辺に並びます。
② かき氷――6月の蒸し暑さにぴったりの定番です。
③ 金魚すくいなど縁日の屋台――子供連れでも楽しめる露店も並びます。
④ 赤坂の老舗料亭グルメ――政治の中心地としても知られる赤坂には、格式高い料亭や名店が点在します。
⑤ 赤坂のビジネス街ランチ――リーズナブルな定食店から高級店まで幅広い選択肢があります。
⑥ 山王嘉祥祭ゆかりの和菓子――「嘉祥菓子」にちなんだ和菓子を扱う老舗も周辺にあります。
⑦ 赤坂のカフェ――参拝や街歩きの合間の休憩にぴったりです。
⑧ 永田町・国会議事堂周辺の食堂――官庁街ならではの手頃な定食が楽しめます。
赤坂見附・溜池山王エリア
日枝神社から徒歩圏内に飲食店が集まり、参拝の前後に食事や休憩がしやすいエリアです。
服装・持ち物ガイド
6月の東京は梅雨の時期と重なるため、雨対策が欠かせません。
服装の基本
- 蒸し暑さ対策に通気性の良い服、履き慣れた靴
- 梅雨の時期のため、折りたたみ傘やレインコートを携帯する
- 石段(山王男坂・女坂)を上る場合は、滑りにくい靴がおすすめ
コスメ・美容対策
- 湿気による崩れを防ぐ、ウォータープルーフタイプの下地・日焼け止めを使用する
- 汗・皮脂崩れに強いティントリップやパウダーの携帯がおすすめ
- 汗拭きシートやフェイスミストで、こまめに肌をリフレッシュする
持ち物チェック
- 折りたたみ傘、タオル、塩分補給タブレット、飲料水
- 蒸し暑さ対策にうちわや携帯扇風機
- 御朱印帳(山王まつり期間中は限定デザインが授与される場合があります)
駐車場・交通手段ランキング
都心の神社のため、公共交通機関でのアクセスが圧倒的に便利です。
東京メトロ 赤坂駅
千代田線「赤坂駅」2番出口から徒歩約3分と、最もアクセスの良い駅です。
東京メトロ 溜池山王駅
銀座線・南北線「溜池山王駅」7番出口から徒歩約3分です。
東京メトロ 国会議事堂前駅
千代田線「国会議事堂前駅」5番出口から徒歩約5分です。
銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅
11番出口から徒歩約8分、やや距離はありますが利用可能です。
どうしても車で行きたい場合は
地下鉄の乗り換えや階段の多い都心駅の移動が難しい方もいらっしゃると思います。そうした方には、以下のような工夫も考えられます。
- 日枝神社にはエスカレーター併設の「山王男坂」があり、石段が難しい方でも本殿まで参拝しやすい設計になっています
- 周辺のコインパーキングの中でも、エレベーターのあるビル併設の駐車場を事前に調べておく
- 介助が必要な場合は、同行者が先に駐車スペースを確保しておく時間差作戦をとる
- 事前に日枝神社社務所(03-3581-2471)へ、配慮が必要な参拝者向けの対応について問い合わせておく
アクセスガイド
出発地別・天候別のアクセスパターンをまとめました。
都内各所から
遠方(新幹線利用)から
雨天時の対応
当日タイムスケジュール 3つのモデルプラン
同行者別に、おすすめの回り方をご提案します(稚児行列・納涼大会の日を想定)。
①子供と一緒プラン
11:30 日枝神社に参拝し、山王男坂のエスカレーターで本殿へ → 12:00 稚児行列を見学 → 13:00 周辺で昼食 → 14:00 境内で縁日の屋台を楽しむ。日中の行事が中心のため、子供連れでも無理なく楽しめます。
②カップルプラン
17:00 日枝神社を参拝し、縁結びのご利益スポットを巡る → 18:00 納涼大会の盆踊りを見学・参加 → 19:30 赤坂エリアで夕食 → 21:00 境内のライトアップされた雰囲気を楽しみながら帰路につく、という大人の夜のコースです。
③高齢者と一緒プラン
10:30 比較的空いている午前中に参拝 → 11:30 山王男坂のエスカレーターを利用し、石段を避けて本殿へ → 12:30 周辺で早めの昼食 → 13:30 混雑前に境内を後にする。移動の負担が少ない、ゆったりプランです。
混雑ポイント・穴場情報
陰祭の年ならではの、落ち着いた参拝のコツをご紹介します。
稚児行列は正午前後に人が集まりやすいため、じっくり見たい場合は少し早めに場所を確保しておくと安心です。
周辺観光スポット
参拝のついでに立ち寄りたい、永田町・赤坂エリアならではの見どころです。
日本の政治の中心地。見学ツアー(要事前確認)も実施されています。
山王まつり本祭(2028年)の神幸祭のルートにもなるエリア。散策にもおすすめです。
赤坂見附駅近くにある、都心のオアシス的な緑地です。
宿泊ガイド
陰祭の年は宿泊の心配をあまりせずに計画できるのも魅力です。
よくある質問
山王まつりについて、よく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 山王まつりとはどんな祭りですか?
Q2. 2027年はどんな年ですか?
Q3. 「神幸祭」とは何ですか?
Q4. 「本祭」と「陰祭」の違いは何ですか?
Q5. 2027年の開催期間はいつですか?
Q6. 次に神幸祭が見られるのはいつですか?
Q7. 神田祭との関係はありますか?
Q8. 日本三大祭りに数えられますか?
Q9. 2027年に有料観覧席はありますか?
Q10. 2027年の見どころは何ですか?
Q11. アクセスに便利な駅はどこですか?
Q12. 駐車場はありますか?
Q13. 子供連れでも楽しめますか?
Q14. 山王嘉祥祭とは何ですか?
Q15. 「山王音頭と民踊大会」とは何ですか?
Q16. 雨天でも行事は行われますか?
Q17. 日枝神社の見どころはありますか?
Q18. 周辺に観光スポットはありますか?
Q19. おすすめのグルメはありますか?
Q20. 宿泊するならどのあたりがおすすめですか?
Q21. 混雑しますか?
Q22. 深川祭との関係はありますか?
Q23. 2028年の本祭はどんな内容ですか?
Q24. 初めて訪れるなら何を見るべきですか?
Q25. 御朱印はいただけますか?
会場マップ
主な行事会場は、永田町の日枝神社境内です。
赤坂駅・溜池山王駅・国会議事堂前駅のいずれからも徒歩3〜5分とアクセスしやすい立地です。本祭の年(2028年)には、皇居・東京駅周辺・銀座・日本橋にまで及ぶ広いエリアが神幸祭のルートになります。
まとめ 出発前 最終チェックリスト
「陰祭」の年だからこそ味わえる、静かな山王まつりへ出かける前に、最後にこのリストをご確認ください。
- 2027年は神幸祭のない「陰祭」の年であることを理解しておく
- 正式な詳細日程を日枝神社・千代田区観光協会の公式サイトで確認する
- 大行列を見たい場合は2028年(次回本祭)の情報もあわせてチェックしておく
- 梅雨の時期のため、折りたたみ傘やレインコートを準備する
- 崩れにくいコスメで蒸し暑さ・湿気対策をしておく
- 山王男坂のエスカレーターなど、体に負担の少ないルートを確認しておく
- 稚児行列や納涼大会など、見たい行事の日程を事前にメモしておく
- モバイルバッテリーを満タンにしておく
- 現金を多めに用意する(屋台は現金のみの場合が多い)
- 御朱印帳を持参する(期間限定デザインの可能性あり)
- 国会議事堂・皇居外苑など周辺観光も組み合わせた予定を立てる
- 赤坂エリアのグルメ情報を事前にチェックしておく
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間(2027年見込み) | 6月7日(月)〜17日(木) |
| 2027年の位置づけ | 陰祭(神幸祭なし) |
| 次回本祭(神幸祭) | 2028年 |
| 最寄り駅 | 東京メトロ「赤坂駅」(徒歩約3分) |
華やかな神幸祭がなくとも、山王まつりには江戸から続く丁寧な祈りの形が確かに息づいています。2027年の静かな境内で、2028年の本祭へとつながっていく、この祭りの時間の流れそのものを感じてみてください。

