高崎まつり完全ガイド 2027 ― 大花火大会と神輿・山車が競演する北関東の夏
約1万5000発の花火が50分で夜空を染める「高崎まつり大花火大会」、連雀町交差点の勇壮な「神輿のもみ合い」、日本一の保有台数を誇る「高崎の山車」――3つの顔を持つ北関東最大級の夏まつりを徹底解説します。
高崎まつりとは?
群馬県高崎市の中心市街地を舞台に、毎年8月第4土曜・日曜に開催される北関東最大級の夏まつり。「花火・山車・神輿」で見せる「魅せるまつり」として、半世紀にわたり市民自身の手で育まれてきました。
半世紀を超える歴史
始まりは1975年(昭和50年)、高崎青年会議所(JC)が企画した「高崎ふるさと祭り」。「市民の誰もが参加でき、連帯感を持てる祭り」をコンセプトに市民の手作りでスタートしました。1985年(昭和60年)に現在の「高崎まつり」へと改称し、2003年(平成15年)には「高崎山車まつり」が新たに加わります。2006年からは「花火・山車・神輿」の3要素で魅せる「魅せるまつり」というコンセプトが強化され、2024年には記念すべき第50回を迎えました。2026年は第52回です。
高崎の山車行事は2019年(平成31年)に高崎市指定重要無形民俗文化財に指定されています。市内には合計38台もの山車が現存しており、これは全国的に見ても屈指の保有台数です。
高崎まつり 5つの見どころ
2日間に凝縮された、北関東随一の熱気をご紹介します。
大花火大会
約1万5000発を50分という短時間で打ち上げる、北関東最大級のスピード感あふれる花火大会。初日(土曜)の夜に開催されます。
神輿のもみ合い
2日目の夜、連雀町交差点で繰り広げられる神輿同士の「もみ合い」は、高崎まつり最大の盛り上がりを見せる名物シーンです。
巨大だるまみこし
高崎名物「だるま」をかたどった巨大な神輿が2日目に登場。子供たちによる「創作だるまみこし」も見どころの一つです。
山車の叩き合い・勢揃い
日本一の保有台数を誇る高崎の山車。集結式での「叩き合い(お囃子の競演)」と、通りに並ぶ「勢揃い」は圧巻の迫力です。
技能祭
だるまの絵付けや瓦の彫刻体験、はしご乗り・氷彫刻の実演など、高崎の匠の技を間近で感じられる同時開催イベントです。
2日間のプログラム構成
土曜と日曜で祭りの表情が変わります。例年の進行パターンをもとにご紹介します(最新のタイムテーブルは開催年の公式パンフレットでご確認ください)。
観覧スポット&撮影設定ガイド
花火・神輿・山車、それぞれのベストポジションをご紹介します。
場面別撮影設定ガイド
ISO100 / F8〜11
ISO800〜1600 / F4
ISO200〜400 / F5.6
三脚の使用は混雑時に周囲の迷惑になるため、有料観覧エリアなどスペースに余裕がある場所に限定するのがマナーです。
高崎まつりグルメガイド
もてなし広場の「開運たかさき食堂」(例年約20店舗出店)を中心に、高崎ならではのご当地グルメを満喫できます。
① 高崎ホルモン――市内の焼肉店が集う高崎ならではの屋台グルメ。甘辛いタレが食欲をそそります。
② 焼きまんじゅう――群馬のソウルフード。味噌だれを塗った蒸しパン状のまんじゅうを串に刺して焼いた名物です。
③ 上州唐揚げ――群馬県産鶏肉を使ったジューシーな唐揚げの屋台が毎年人気です。
④ 焼きそば・かき氷・フランクフルトなど、定番の夏祭り屋台グルメも一通り揃います。
⑤ 高崎パスタ――高崎市は人口当たりのパスタ専門店数が日本有数とも言われる「パスタのまち」。祭りの前後に名店を訪ねるのもおすすめです。
⑥ だるま弁当――高崎駅名物の駅弁。だるま型の赤い陶器容器が可愛らしく、お土産にも人気です。
⑦ 下仁田ねぎを使った料理――群馬が誇るブランドねぎを使った一品が味わえる店も。
⑧ 水沢うどん――高崎から足を延ばせる渋川市水沢の名物で、祭りのついでに立ち寄る人も多い名店街です。
開運たかさき食堂
もてなし広場に例年約20店舗の地元飲食店が集結する特設エリア。地元の味を一度に楽しめる、祭りグルメの中心地です。
服装・持ち物ガイド
8月下旬は厳しい残暑の中での開催。熱中症対策を万全にして臨みましょう。
服装の基本
- 通気性の良い服、歩きやすいスニーカーやサンダル(ただし雑踏でのつま先保護を考えるとスニーカー推奨)
- 日中は強い日差し対策に帽子・サングラス、夜は虫除け対策も忘れずに
- 浴衣で参加する場合は、下駄ずれ防止の絆創膏を携帯すると安心です
コスメ・美容対策
- 汗・皮脂に強いウォータープルーフタイプの日焼け止め・化粧下地を使用する
- 崩れにくいティントタイプのリップや、皮脂吸着パウダーの携帯がおすすめ
- 汗拭きシートやフェイスミストで、こまめに肌をリフレッシュする
- 制汗スプレー・デオドラントシートで人混みでの汗・ニオイ対策を
持ち物チェック
- うちわ・携帯扇風機、冷却シート、塩分補給タブレット
- 飲料水(会場内の自販機は売り切れ・混雑することもあるため多めに)
- モバイルバッテリー、レジャーシート(無料観覧エリア用)
駐車場・交通手段ランキング
会場周辺は長時間の交通規制がかかるため、公共交通機関の利用が断然おすすめです。
電車(新幹線・在来線)
JR高崎駅は上越新幹線・北陸新幹線の停車駅で、東京駅から最速約50分とアクセス良好。駅西口から会場まで徒歩10〜15分です。
路線バス
高崎駅から市内中心部へのバス便も利用可能ですが、交通規制区間があるため運行経路・時刻の事前確認が必須です。
周辺の有料駐車場+徒歩
会場直近の公式駐車場は設けられていません。高崎駅周辺のコインパーキングに停めて徒歩で向かうのが現実的です。
タクシー
交通規制区間が広いため、会場近くまでの乗り入れは難しい場合があります。規制区間外での乗降を想定しておきましょう。
どうしても車で行きたい場合は
高齢の方やお身体が不自由な方など、階段や混雑した電車・バスの利用が難しい事情をお持ちの方もいらっしゃると思います。そうした方にも高崎まつりを楽しんでいただけるよう、以下のような工夫も考えられます。
- 会場からやや離れた大型商業施設の駐車場に停め、近年導入された無料の低速電動バス(会場周辺を周回する新サービス)を利用する
- regulations(交通規制)が始まる13時より前の早い時間に、駐車場に近いエリアへ移動しておく
- 介助が必要な場合は、同行者と分担して先に車を駐車場へ移動させる時間差作戦をとる
- 事前に高崎市観光課(027-321-1257)へ、配慮が必要な来場者向けの対応について問い合わせておく
アクセスガイド
出発地別・天候別のアクセスパターンをまとめました。
東京方面から
北関東・近県から
雨天時の対応
当日タイムスケジュール 3つのモデルプラン
同行者別に、おすすめの回り方をご提案します。
①子供と一緒プラン(日曜中心)
15:00 もてなし広場で技能祭のだるま絵付け体験 → 16:15 山車の勢揃いを見学 → 16:30 巨大だるまみこし・創作だるまみこしを見物 → 18:00 開運たかさき食堂で早めの夕食 → 19:00頃 混雑が激しくなる前に撤収。小さなお子様連れは、最大の人出となる「もみ合い」前に引き上げるのが安心です。
②カップルプラン(土曜中心)
17:00 中心市街地で屋台グルメ食べ歩き → 18:00 有料観覧席(または早めに無料エリアで場所取り)に移動 → 19:30 大花火大会を鑑賞 → 20:30 混雑を避けて少し離れた飲食店で余韻を楽しむ、というゆったりコースがおすすめです。
③高齢者と一緒プラン
13:30 比較的空いている昼過ぎに神輿渡御のスタートを見学 → 15:00 日陰の休憩スポットで小休止 → 16:00 集結式のお囃子を座って鑑賞 → 18:00 混雑前に会場を離れ、駅周辺の店で夕食。長時間の立ち見は負担が大きいため、休憩をこまめに挟むプランです。
混雑ポイント・穴場情報
知っていると差がつく、混雑回避のコツをご紹介します。
花火終了直後に一斉に動くと高崎駅は大混雑するため、あえて30分ほど会場付近で過ごしてから移動する「時間差退場」も有効な戦略です。
周辺観光スポット
祭りのついでに立ち寄りたい、高崎ならではの観光名所です。
高崎だるま発祥の地として知られる古刹。縁起だるまのお守りやお土産探しにぴったりです。
高さ41.8mの巨大観音像。胎内を巡拝でき、展望台からは高崎市街を一望できます。
祭り会場にも近い、高崎市のシンボル的なコンサートホール。建築好きにもおすすめです。
宿泊ガイド
祭り当日は市内中心部のホテルが早期に満室となるため、早めの予約が鉄則です。
よくある質問
高崎まつりについて、よく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 高崎まつりとはどんな祭りですか?
Q2. 2027年の開催日はいつですか?
Q3. 大花火大会はいつ、何発打ち上がりますか?
Q4. 荒天の場合はどうなりますか?
Q5. 有料観覧席はありますか?
Q6. 有料観覧席は抽選ですか?
Q7. 無料で花火を見られる場所はありますか?
Q8. 「神輿のもみ合い」とは何ですか?
Q9. 山車は何台出場しますか?
Q10. 「だるまみこし」とは何ですか?
Q11. 駐車場はありますか?
Q12. アクセスに便利な駅はどこですか?
Q13. 子供連れでも楽しめますか?
Q14. 高齢者や体の不自由な方への配慮はありますか?
Q15. 技能祭とは何ですか?
Q16. 高崎まつりの名物グルメは何ですか?
Q17. 写真撮影におすすめのスポットはどこですか?
Q18. 浴衣で参加しても大丈夫ですか?
Q19. 高崎まつりと高崎山車まつりは別の祭りですか?
Q20. 高崎の山車行事は文化財に指定されていますか?
Q21. 周辺に観光スポットはありますか?
Q22. 宿泊するならいつ予約すべきですか?
Q23. トイレや休憩場所は十分にありますか?
Q24. 来場者数はどれくらいですか?
Q25. 混雑を避けるコツはありますか?
会場マップ
祭りの中心となるのは、JR高崎駅西口から広がる中心市街地です。
花火大会の打ち上げ場所は、中心市街地からやや南の烏川・和田橋上流河川敷です。神輿・山車のメイン会場とは少し離れているため、移動時間に余裕を持って計画しましょう。
まとめ 出発前 最終チェックリスト
高崎まつりへ出かける前に、最後にこのリストをご確認ください。
- 2027年の正式な開催日程を公式サイトで確認する(本稿では8/28・29と予想)
- 有料観覧席を希望する場合は7月上旬の販売開始日をカレンダーに登録する
- 宿泊する場合は高崎駅周辺のホテルを早めに予約する
- 電車でのアクセスルートと高崎駅から会場までの徒歩ルートを確認する
- 熱中症対策グッズ(うちわ・冷却シート・塩分タブレット・飲料水)を準備する
- 崩れにくい日焼け止め・化粧下地などコスメ対策をしておく
- 歩きやすい靴を選び、長時間の立ち見に備える
- モバイルバッテリーを満タンにしておく
- 「もみ合い」「集結式」「勢揃い」など見たいプログラムの時間を事前にメモしておく
- 花火終了直後は大混雑するため、退場のタイミングを事前に決めておく
- 現金を多めに用意する(屋台は現金のみの場合が多い)
- 技能祭でのだるま絵付け体験など、子供と楽しめる企画もチェックしておく
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日(2027年予想) | 8月28日(土)・29日(日) |
| 大花火大会 | 初日 19:30〜20:20頃(約1万5000発) |
| 最大の見どころ | 2日目夜の「神輿のもみ合い」(連雀町交差点) |
| 最寄り駅 | JR高崎駅(西口から徒歩10〜15分) |
花火の閃光、神輿のもみ合う熱気、山車のお囃子――高崎まつりは、市民自身が半世紀かけて育て上げてきた「参加する夏まつり」です。見るだけでなく、ぜひその熱気の中に飛び込んで、北関東の夏を体感してみてください。

