さっぽろ雪まつり大通公園・つどーむ・すすきの 完全ガイド 2027
約1.1キロの大通公園に、巨大な雪の造形が並ぶ8日間。会期後の翌朝には壊される、雪と氷の芸術を、まるごと案内します。
マイナス数度の真冬の札幌に、毎年およそ250万人が集まる祭りがあります。2026年の来場者は約253万人でした。大通公園に高さ十数メートルの大雪像がそびえ、すすきのの駅前通には氷の彫刻が並び、郊外のつどーむでは巨大なすべり台が子どもたちを待っています。しかもそのすべてが、会期後の翌朝には重機で壊される、一期一会の造形です。ここでは由来から会場の構成まで、基礎知識を整理します。
さっぽろ雪まつりとは? 雪と氷が主役の、真冬の札幌の大祭
さっぽろ雪まつりの特徴は、まず規模にあります。大通会場は、大通公園の西1丁目から西11丁目までの約1.1キロメートルにわたり、大小の雪像が連なります。昼間は白く輝く巨大な造形を見上げ、夜は照明に浮かび上がる雪像を眺める。同じ場所でも昼と夜では表情が変わるため、時間を変えて何度も訪れる人もいます。
もう一つの特徴は、雪像が「つくられて、壊される」ことです。公式サイトによれば、雪氷像の倒壊事故が起きないよう、会期終了の翌朝には雪氷像が壊されます。丹精込めた作品が、数日で雪の山に戻る。その儚さが、見る人の心に残る理由の一つかもしれません。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称・会期 | 2027さっぽろ雪まつり(第77回) 2027年2月4日(木)〜2月11日(木・祝)の8日間 |
| 会場 | 大通会場(大通西1丁目〜西11丁目)/つどーむ会場(札幌市スポーツ交流施設「つどーむ」)/すすきの会場(南4条通〜南6条通の駅前通) |
| 見学できる時間 | 大通:いつでも自由に見学でき、夜は22時までライトアップ/つどーむ:10:00〜16:00/すすきの:いつでも自由に見学でき、ライトアップは23時(最終日は22時)まで(いずれも公式FAQの案内) |
| 規模 | 2026年は約210基(大通136基・つどーむ14基・すすきの60基) |
| 来場者の目安 | 2026年は約253万人(大通約192.6万人・つどーむ約61.3万人)。過去最高は2019年の273万7千人 |
| 観覧料 | 全会場無料(有料観覧席の設定は公式案内に見当たりません) |
| 特別連携行事 | さっぽろスノースポーツパーク2027(大和ハウス プレミストドーム会場)2月12日(金)〜14日(日) |
| 主催 | さっぽろ雪まつり実行委員会 |
| 公式サイト | さっぽろ雪まつり/ようこそさっぽろ(札幌観光協会) |
歴史:試験的な催しから、世界が注目する大祭へ
さっぽろ雪まつりの名前は、「雪」以外をひらがなにして、市民に親しまれる簡単なものにしよう、という関係者の多数意見で決まりました。公式サイトによれば、1回目の開催は試験的な催しで、翌年も続けられる保証がなかったため、「第1回さっぽろ雪まつり」という回数は名前に使われませんでした。そこから続く祭りは、2027年に第77回を迎えます。
祭りが大きく育つきっかけの一つが、陸上自衛隊の参加です。初めて自衛隊が雪像づくりに加わったのは1955年の第6回で、大通西4丁目に高さ10メートルのマリア像「栄光」を制作しました。1972年からは、自衛隊と実行委員会が協力に関する協定書を交わし、雪輸送や大雪像の制作を担っています。同じ1972年は札幌冬季オリンピックの年で、真駒内に制作された高さ25メートル、雪輸送トラック1300台分の「ガリバーようこそ札幌へ」が、史上最大の雪像としてテレビ中継され、祭りは世界の注目を集めました。
国際色も加わっていきました。1974年には国際雪像コンクールが始まり、カナダ、フランス、韓国、南ベトナム、アメリカ、日本の6チームが参加しました。同じ1974年は、オイルショックで雪輸送の燃料調達が難しくなった年でもあり、実行委員会が奔走して確保できた燃料は前回実績の66%にとどまりました。大雪像の中にドラム缶を詰めて雪の量を補い、その数は800本にのぼったと公式サイトは伝えています。
雪氷像の数が最も多かったのは1992年の第43回で、366基でした。観客数が最高だったのは2019年の第70回で、273万7千人。会場はその後も変遷し、現在の「つどーむ」会場は2009年の第60回から、郊外の巨大すべり台やアトラクションの会場として定着しています。2026年は約253万人が来場し、コロナ禍以降で最も多い規模になったと報じられました。
2027年の大通会場の構成(公式発表)
実行委員会は、2027年の大通会場について、象徴である大雪像5基を中心に、中小雪像とウインターアトラクションなどを展開予定としています。丁目ごとの内容は次のとおりです。
| 丁目 | 内容(2027年・公式発表) |
|---|---|
| 1丁目 | ウインターアトラクションなど |
| 2丁目 | 札幌国際芸術祭2027 |
| 3丁目 | 小雪像など |
| 4丁目 | 大雪像 |
| 5丁目 | 大雪像 |
| 6丁目 | 中小雪像など |
| 7丁目 | 大雪像 |
| 8丁目 | 大雪像 |
| 9丁目 | 中小雪像など |
| 10丁目 | 大雪像 |
| 11丁目 | 国際雪像コンクールなど |
大雪像の題材は、2026年10月19日時点で発表されていません。例年、秋から冬にかけて順次発表されるため、決まり次第この記事を更新します。
雪まつりの雪像は、2月の1週間のために、前年の秋から準備されます。設計図を描き、模型をつくり、雪を運び、固め、削る。自衛隊員、制作委員会、市民ボランティア、世界各国のチーム、そしてすすきので夜通し氷を彫る料理人たちが、それぞれの持ち場で手を動かしています。ここでは公式サイトで確認できた範囲で、舞台裏を紹介します。
9月の設計から2月の彫刻まで、雪像をつくる人びと
準備は9月から:設計・模型・資材、そして12月の枠組み
公式サイトによれば、大雪像の準備作業は9月ごろから始まり、雪像の資料収集、設計、雪像モデルの制作、資材の準備などが行われます。大通会場では12月下旬から枠を組み、1月上旬に枠の中へ雪を詰めて固めます。1月中旬に枠をはずして荒削りを行い、その後、細部の彫刻と化粧雪で仕上げ、足場の解体と雪像の点検を終えて、会期の直前に完成します。
雪像づくりは、1月7日の雪輸送開始式を皮切りに、積み上げ、寝かせ、削り出し、仕上げと、約1か月かけて進められます。私たちが見る完成形は、その1か月の積み重ねの結果です。
雪を運ぶ:約2週間、トラック約3,000台分
雪輸送は、陸上自衛隊と実行委員会の綿密な輸送計画のもと、1月7日の「雪輸送開始式」に始まり、約2週間かけて札幌市内と近郊から運ばれます。主な採雪場所は、さとらんど、モエレ沼公園、滝野霊園、豊平峡ダム、当別町太美などです。雪不足の年には、後志方面や空知方面まで雪を求めたこともあるといいます。
量は膨大です。雪氷像約200基で10トントラック約1600台分、つどーむ会場の巨大すべり台やアトラクションで約1400台分、全体で10トントラック約3,000台分にのぼります。なお、街で除雪した雪は使いません。不純物が混ざった雪は、日光で内部が溶けて空洞化し、やがて倒壊してしまうという実験結果があるためで、雪像には、きれいな雪が必要なのです。
大雪像をつくるのは誰か:自衛隊、制作委員会、市民ボランティア
大雪像は、陸上自衛隊のさっぽろ雪まつり協力団と、さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会が制作にあたっています。2026年の大通7丁目の大雪像「北海道大学 古河講堂」について、報道では、陸上自衛隊が約1か月、延べ約3,400人で制作したと紹介されました(人数は報道による)。
そこに、市民ボランティアも加わります。大雪像制作への市民参加は1987年の第38回から始まり、初回は延べ1,000人が参加しました。現在は、制作隊の指導のもと、ボランティアとして雪を積み、削る作業を手伝います。道外から札幌に転入した家族や外国人留学生などの参加が増えており、初めて見る雪の感動も相まって、最高の思い出になると好評だといいます。
道具と技:スコップからチェーンソーまで
雪像づくりの道具は、意外にも素朴です。スコップ、なた、のこぎりをはじめ、細かな彫刻に使う大小のノミや、巨大なノミの形をした「ケレン棒」などがあります。一方で、細部まで正確に表現するために、型枠をつくり、何種類もの部品を制作し、チェーンソーなどの電動器具も使って、作業の効率化を図っています。人の手と道具の跡が、雪の肌にそのまま残るのが、雪像の魅力です。
市民雪像:公募から抽選、技術講習、粘土の模型まで
大通会場の中小雪像の中には、市民のチームがつくる「市民雪像」もあります。公式サイトによれば、毎年11月から公募が行われ、制作を希望するチームが実行委員会に申し込み、自動抽選会で決まります。決定後は技術講習会に参加し、雪像制作の知識や、倒壊防止の技術を学びながら、実際に制作する雪像の模型を粘土でつくります。この積み重ねが、会場の中小雪像の一つひとつに込められています。
国際雪像コンクール:世界のチームが札幌で雪を彫る
大通11丁目で開かれる国際雪像コンクールは、1974年の第1回に6チームが参加して始まりました。その後、参加チームは増え、第25回(雪まつり第49回)には世界各地から20チーム、80名の選手が集まりました。これまでに参加した国と地域は37にのぼります。2026年の第50回には、オーストリア、韓国の大田広域市、フィンランド、ハワイ、インドネシア、モンゴル、ポーランド、アメリカのポートランド市、シンガポール、タイの10チームが参加しました。
2027年は、数え方としては第51回にあたる見込みです(筆者の算定で、公式の回数表記と参加チームは今後の発表を待ちます)。南の国から来たチームが、雪を初めて触って彫る。その試行錯誤も、見どころです。
すすきのの氷像:夜通し氷を彫る約200人
すすきの会場の氷像は、雪像とはまた違う舞台裏を持っています。公式サイトによれば、制作にかかる日数は丸3日間で、司厨士協会や北海道氷彫刻会に所属する調理師の方など総勢約200人が、連日夜間に作業を行います。作業は、マイナス10度以下に冷え込んだほうがはかどり、気温が上がるとドライアイスを使って氷を冷やしながら彫り上げるのだそうです。
すすきの会場は、会期の3日前ごろから氷像の制作が始まり、直前には制作風景を見ることもできます。大通会場とつどーむ会場は、会期前に会場へ入れませんが、すすきのでは、完成前の作業を見られる貴重な機会があります。
制作日数・稽古について(確認できる範囲と推測)
大雪像の制作期間は、公式サイトに「約1か月」とあります。一方、市民雪像や中小雪像、各国のチームが何日かけてつくるのかは、公式サイトで一律の数字を確認できませんでした。そのため、この記事では書いていません。推測にとどまりますが、倒壊防止の技術講習を受けたうえで制作に入ることから、チームごとに準備と練習の期間があると考えられます。
公式サイトが述べるとおり、雪氷像は会期後の翌朝には壊されます。つくる人たちは、そのことを知ったうえで、1か月かけて雪を積み、ノミで削り、仕上げています。夜のライトアップでは、雪の凹凸に光が当たり、彫り跡が浮かび上がります。全体の大きさに圧倒されたあとは、ぜひ一歩近づいて、人の手がつくった表面を見てみてください。
さっぽろ雪まつりは、3つの会場で見どころの性格がまったく違います。大通は巨大な雪像とライトアップ、つどーむは雪遊び、すすきのは氷の彫刻と夜の街並み。2027年は、札幌国際芸術祭が大通2丁目に加わる点も新しい要素です。ここでは見どころを8つに絞って紹介し、最後に会場ごとの時間と会期中のスケジュールを表にまとめます。
さっぽろ雪まつり 見どころ8選
見どころ1|大雪像5基(大通4・5・7・8・10丁目)
祭りの象徴が、大通公園にそびえる大雪像です。2027年は、4丁目、5丁目、7丁目、8丁目、10丁目の5か所に建つ予定です。2026年は、4丁目に「祈り~縄文からのメッセージ~」、7丁目に「北海道大学 古河講堂 ~光は、北から~」、8丁目に「会津 鶴ヶ城」などが制作されました(2026年の題材)。
建築物や歴史、スポーツなど、題材は年によって異なります。2027年の題材は未発表ですが、発表されたら、題材の背景を調べてから見に行くと、より深く味わえます。どの大雪像も、近づくほどに、ノミの跡や細かな彫刻の繊細さに驚かされます。
見どころ2|夜のライトアップとプロジェクションマッピング
大通会場は、夜22時までライトアップされます。2026年は、8丁目の大雪像「会津 鶴ヶ城」でプロジェクションマッピング「誇ノ襷(ほこのたすき)」が上映されるなど、夜の大雪像を動く映像の舞台にする演出も行われました。上映内容や時間は年によって変わるため、2027年のスケジュールは、発表後に公式サイトで確認してください。
夜の大通は、昼と別世界です。雪の白に、赤や青の光が重なり、立体的な陰影が生まれます。気温は下がりますが、いちばん写真映えする時間帯でもあります。
見どころ3|国際雪像コンクール(大通11丁目)
世界のチームが競う国際雪像コンクールは、大通の西のはずれ、11丁目で開かれます。各国の文化や風景、物語を雪で表現した作品が並び、大雪像とは違う、手づくりの温かさがあります。2026年は10チームが参加しました。
大雪像の人混みに疲れたとき、少し歩いて11丁目まで足を延ばすのも一案です。作品を見比べながら、お気に入りを探す楽しみもあります。
見どころ4|中小雪像と市民雪像(大通3・6・9丁目ほか)
大雪像のあいだには、中小の雪像が並びます。3丁目は小雪像、6丁目と9丁目は中小雪像などの展開が予定されています。市民雪像も、この中小雪像のエリアで見られます。2026年には、市民雪像の人気投票が行われ、結果が公式サイトで発表されました。
市民のチームがつくる雪像は、大きさでは大雪像に及びませんが、アニメのキャラクターや動物、風刺的な作品など、アイデアの自由さが魅力です。お気に入りを見つけて、写真に収めてみてください。
見どころ5|札幌国際芸術祭2027(大通2丁目)
2027年の新しい要素が、大通2丁目で展開される「札幌国際芸術祭2027(SIAF2027)」です。報道では、芸術祭の会期は1月16日(土)から2月21日(日)とされ、札幌市内の複数の会場で開催されます。雪まつりの会期中は、大通公園に芸術祭の展示が加わる予定です。
雪像とは違う、現代アートと雪の組み合わせは、見慣れた大通公園の風景に新しい視点を与えてくれそうです。展示の内容は、芸術祭の公式サイトで発表される情報をご確認ください。
見どころ6|すすきのの氷像(南4〜南6条の駅前通)
すすきの会場は、繁華街の駅前通に、約60基(2026年)の氷像が並びます。魚が入った「魚入り氷像」や、氷でつくった卓球台が登場した年もあり、遊び心のある展示が人気です。ライトアップは23時(最終日は22時)まで。夜のすすきのは、氷像の透明な輝きと、ネオンが重なる独特の風景になります。
氷像は、気温の影響を受けやすい作品です。2026年には、期間中の気温上昇で氷像が傷んだり、倒れたりした例も報じられました。会期の前半に訪れると、状態のよい氷像に出会える確率が高いと考えられます。
見どころ7|つどーむ会場の巨大すべり台と雪遊び
郊外のつどーむ会場は、家族連れに人気のアトラクションの会場です。必要な雪は、例年10トントラック約1400台分。巨大すべり台や雪遊びのアトラクションなどが用意され、見るだけでなく体験できる雪まつりが楽しめます。2026年の来場者は約61.3万人でした。
見学できる時間は10:00〜16:00で、混雑状況により、アトラクションの受付が早めに終わる場合があります。午前中の早い時間に行くのがコツです。大通とは距離があるため、時間に余裕を持った計画が必要です。
見どころ8|さっぽろテレビ塔から見下ろす雪まつり
大通公園の東端、西1丁目にそびえるさっぽろテレビ塔は、公園全体を見下ろせる展望台です。営業は9:00〜22:00(入場券の販売は閉館の10分前まで)と案内されています。雪まつりの会期中は、約1.1キロメートルに連なる雪像とライトアップを、まとめて眺められる特等席になります。
地上で見る迫力と、上から見る全体像。両方を味わうと、会場の広がりが実感できます。夜景の時間帯は混み合うため、早めの時間帯が狙い目です(料金や混雑状況は事前に確認してください)。
会場別の見学時間と、会期中のスケジュール
| 会場 | 見学できる時間 | ポイント |
|---|---|---|
| 大通会場 | いつでも自由に見学可。夜22:00までライトアップ | 大雪像5基、国際雪像コンクール、中小雪像。2丁目は札幌国際芸術祭 |
| つどーむ会場 | 10:00〜16:00(混雑時は受付を早めに終了) | 巨大すべり台などの雪遊び。栄町駅からシャトルバスまたは徒歩約15分 |
| すすきの会場 | いつでも自由に見学可。ライトアップは23:00まで(最終日22:00) | 氷像約60基(2026年)。南4〜南6条の駅前通 |
| 日 | 2027年の曜日・位置づけ |
|---|---|
| 2月4日(木) | 初日(平日) |
| 2月5日(金)〜7日(日) | 会期中ただ一つの週末(最も混雑が見込まれる) |
| 2月8日(月)〜10日(水) | 平日(比較的動きやすい) |
| 2月11日(木・祝) | 最終日(建国記念の日)。すすきののライトアップは22時まで |
| 2月12日(金)〜14日(日) | さっぽろスノースポーツパーク2027(大和ハウス プレミストドーム。雪まつり本体の会期外) |
さっぽろ雪まつりには、有料の観覧席がありません。大通会場は公園なので、期間中いつでも自由に見学でき、夜は22時までライトアップされます。そのかわり、約1.1キロメートルの会場のどこで、どの時間に見るかが、体験の質を大きく左右します。この章では観覧スポットを5か所に絞り、寒さと暗さの両方に強い撮影設定の目安も紹介します。
観覧スポット攻略と場面別撮影設定ガイド
地下鉄の大通駅から出てすぐの場所にあり、2027年も大雪像が2基建つ予定です。人の流れが集まるため、最も混雑するエリアですが、初めての人は、まずここで大雪像のスケールを体感するのがおすすめです。巨大な雪像を見上げる位置と、少し引いて全体を収める位置を、人の流れを妨げない範囲で探してください。
2026年は、8丁目の大雪像「会津 鶴ヶ城」でプロジェクションマッピング「誇ノ襷」が上映されました。2027年も、夜の演出がどの丁目で行われるかは発表を待ちたいところですが、7・8丁目の大雪像は、夜の見どころになりやすいエリアです。上映は時間が決まっているため、始まる前に位置を確保しておくと、映像と雪像を一緒に収められます。
会場の西の端に位置し、10丁目には大雪像、11丁目には国際雪像コンクールの作品が並びます。地下鉄東西線の西11丁目駅が近く、中心部ほど人が密集しにくいと考えられます。世界のチームがつくった雪像を、一つずつ眺めるのにも向いています。
約1.1キロメートルに連なる雪像とライトアップを、まとめて見渡せる場所です。夕暮れから夜にかけての時間帯は、街の灯りと雪像の光が混ざり合い、美しい景色になります。窓越しの撮影になるため、ガラスへの映り込みを避けるレンズフードやタオルがあると便利です。料金や混雑状況は、事前に確認してください。
氷像は、光を通して輝く透明感が魅力です。夜はライトアップされ、背景のネオンとの組み合わせも絵になります。気温が上がると氷像が傷みやすいため、会期の前半や、気温の低い夜の時間帯を狙うと、状態のよい氷像に出会えると考えられます。
場面別撮影設定ガイド(目安)
雪の撮影は、カメラの自動露出が雪を灰色に写しやすいため、露出補正が重要です。また、氷点下ではバッテリーの消耗が早くなります。以下は一般的な目安で、天候や機材で最適値は変わります。
① 昼の大雪像(晴れ)
雪の白さを生かす場面です。カメラは雪を暗く(灰色に)写しがちなので、露出補正をプラス側に振ります。
② 曇りや雪の日
全体が白っぽくなり、コントラストが低くなります。露出補正をやや抑えめにしつつ、暗い被写体(人物の服など)を画面に入れると、メリハリが出ます。
③ 夕暮れ(17時ごろ、青い時間帯)
日没のあと、空が青く染まる短い時間は、雪像の照明が灯り始め、最も美しい瞬間の一つです。この時間帯は短いので、早めに場所を決めておきましょう。
④ 夜のライトアップ(手持ち)
雪像は照明で明るく、背景の夜空は暗い、というコントラストの強い場面です。三脚は人混みで使いにくいため、手持ちで撮れる設定にします。
雪像の明るい部分が白飛びしやすいため、露出補正を−0.3〜−1.0に抑えると、彫刻の陰影が残ります。RAWで撮影しておくと、後から調整できます。
⑤ プロジェクションマッピング
映像は時間とともに色と明るさが変化します。動きがあるため、極端に遅いシャッタースピードは避け、高感度で対応します。
⑥ スマートフォンと寒さ対策
スマートフォンは、氷点下で電池が急に減ります。使わない間は内ポケットで体温で温め、モバイルバッテリーも一緒に入れておくと安心です。夜景モードは動く被写体にブレが出やすいので、人物が入る場面は通常モードで撮ります。手袋をしたまま操作できる、スマホ対応の手袋があると便利です。カメラの場合は、屋内に入ったときの結露を防ぐため、ビニール袋に入れてからバッグにしまい、温度差をなじませてから取り出しましょう。
札幌は、味噌ラーメン、ジンギスカン、スープカレー、そして〆のパフェと、食の名物が揃う街です。氷点下で体が冷え切ったあとの温かい一杯は、雪まつり最大のご褒美かもしれません。ここでは、会場のすぐそばで楽しめるグルメを、混雑回避のコツとあわせて紹介します。
雪まつりの寒さを癒す、札幌グルメ9選
雪まつりの期間は、会場周辺の飲食店が混雑します。とくに週末の夕食どきは、行列や満席が予想されるため、時間をずらす、予約する、ホテルの朝食で厚めに食べておく、といった工夫が有効です。会場内の飲食ブースについては、2023年の公式会場図に「雪まつり会場内に飲食出店はありません」との注記がありました。2027年の出店状況は発表後に確認が必要です。営業時間は店ごとに異なり、変更されることもあるため、お出かけ前に各店の最新情報をご確認ください。
元祖さっぽろラーメン横丁
すすきののすぐ近く、南5条西3丁目にある、小さなラーメン店が軒を連ねる横丁です。前身は昭和26年(1951年)の「公楽ラーメン名店街」で、昭和46年(1971年)に現在地で生まれ変わり、味噌ラーメン発祥の地として札幌ラーメンの名を広めたと紹介されています。地下鉄すすきの駅から徒歩約2分。営業時間と定休日は店舗によって異なり、専用駐車場はありません。すすきの会場の氷像と組み合わせやすい立地です。
すすきののジンギスカン店
ラーメン横丁の周辺には、ジンギスカンの店が複数あり、るるぶ&more.は「だるま 二階亭」「十鉄 本店」などをこの周辺のグルメとして紹介しています。羊肉を焼いて食べる北海道のご当地料理で、体が温まります。人気店は週末の夕方から満席になりやすいため、予約や開店直後の入店を検討してください(営業時間・定休日は要確認)。
札幌のスープカレー
スパイスの効いた、さらりとしたスープに、大きな野菜や肉が入る札幌発祥のご当地カレーです。寒さで冷えた体を、内側から温めたいときに向いています。大通やすすきの周辺に人気店が多く、行列店もあるため、店名は事前に調べて、営業時間を確認してから向かうのが安心です。
札幌シメパフェ
飲んだあとや食事のあとに、〆としてパフェを食べる札幌の文化です。夜遅くまで営業する店が多く、雪まつりの夜の締めくくりに向いています。観光情報サイトでも、大通周辺の見どころとして取り上げられています。人気店は夜に行列ができることがあるため、時間に余裕を持って行きましょう。
雪印パーラー札幌本店
札幌市時計台の近くにある、北海道産の乳製品を生かしたスイーツで知られる店です。観光情報サイトでは、時計台周辺の見どころとして紹介されています。雪まつりの合間の休憩にも向いています(営業時間・定休日は要確認)。
大通ビッセ
大通公園の近くにある、北海道スイーツやグルメ、買い物を楽しめる商業施設です。屋内で暖を取りながら、お土産選びや食事ができるため、雪まつりの寒さをしのぐ休憩場所としても役立ちます。会場からのアクセスがよく、待ち時間をつぶすのにも便利です。
会場の飲食ブース(年により出店)
大通会場やつどーむ会場には、年によって飲食のブースが出る場合があります。2027年の出店は発表を待つ必要があり、前述のとおり、会場内に出店がない年もありました。会場周辺の飲食店は、雪まつり公認のグルメクーポンアプリで探せる年があるため、公式サイトの案内を確認してください。
地下街・駅ナカの飲食店
札幌駅から大通駅にかけては、地下歩行空間でつながっており、屋内を歩きながら飲食店を探せます。外の寒さと雪を避けて食事できるため、高齢の方や小さなお子さん連れに向いています。夕食どきは混雑するので、時間をずらすのがコツです。
ホテルの朝食ビュッフェ
雪まつりの日は、朝にしっかり食べておくと、日中の寒さへの備えになります。大通公園に面した札幌ビューホテル大通公園は、朝食の評価が高く、ビュッフェ形式と紹介されています(宿泊者向けで、利用条件は要確認)。朝食に力を入れた宿を選ぶのも、一つの工夫です。
さっぽろ雪まつりが開かれる2月の札幌の平均気温は、マイナス2.3℃です。1月下旬から2月上旬は、1年で最も寒い時期にあたります。しかも、会場では長時間、屋外を歩き、夜は22時近くまで過ごすことになります。ここでは、公式サイトの案内を踏まえた服装と持ち物、そして「コスメ・美容対策」までをまとめます。
氷点下の雪まつりに備える服装・持ち物
服装の基本:重ね着と、本格的な防寒着
公式サイトのFAQでは、長い時間、外を歩くことになるため、シャツやセーターの重ね着に、オーバーコートかジャンパーのような本格的なものを羽織るよう案内しています。薄いコートでは寒い可能性が高く、帽子、耳あて、手袋も必要です。
- インナー:汗を逃がす速乾素材と、保温性のある中間着を重ねます。綿の厚手は汗で冷えるため、避けるのが無難です
- アウター:ダウンジャケットやロングコートなど、風を通しにくい防寒着を。丈の長いものは、下半身の冷えを防ぎます
- 足元:冬用の、靴底に溝を切った靴が基本です。路面は凍結していることが多く、普通の靴では滑ります
- 小物:帽子、耳あて、手袋、ネックウォーマー、マスク。手袋は、スマホ操作ができるタイプが便利です
- ボトムス:裏起毛のパンツや、タイツ・防寒インナーを重ねます。足元の冷えは、体感温度を大きく下げます
滑り止め・杖・凍結路面の歩き方
公式サイトによれば、持っている靴が冬用でなければ、靴の上から装着する「滑り止め」を買うとよいとされています。1つ1,000円ほどで、大通会場内のオフィシャルショップ、周辺のコンビニ、JRや地下鉄の駅売店などで売られています。また、オフィシャルショップでは、杖(ストック)の無料貸し出しも行っています。
凍った路面では、歩幅を小さくし、足の裏全体で着地し、重心を少し前に置くと転びにくくなります。ポケットに手を入れたまま歩くのは、転んだときに手が出ず危険です。公式サイトにも「凍った路面の歩き方」の案内があるので、出発前にご覧ください。
持ち物チェックリスト
- 使い捨てカイロ:貼るタイプを背中や腰に。靴用のカイロも、足元の冷え対策に効果的です
- モバイルバッテリー:氷点下でスマホの電池が急に減ります。内ポケットで温めておきます
- 滑り止め:靴が冬用でない場合は、現地で購入できますが、混雑時は売り切れの可能性もあるため、事前に用意すると安心です
- サングラス:雪の照り返しはまぶしく、目が疲れます
- 魔法瓶・温かい飲み物:体を内側から温めます
- ビニール袋:濡れた手袋や、結露したカメラの保管に
- 現金・小銭:屋台やバス、ロッカーの利用に備えて
- ティッシュ・ハンカチ:寒さで鼻水が出やすくなります
コスメ・美容対策:乾燥・寒さ・雪の照り返しから肌と髪を守る
氷点下の屋外と、暖房の効いた屋内を行き来する雪まつりは、肌や髪にとって過酷な環境です。冷たい風、強い乾燥、雪の照り返し、そして急な温度変化。ひと工夫するだけで、帰宅後のコンディションが変わります。
- 日焼け止め:冬でも、雪面は紫外線を強く反射します。晴れた日の昼間は、顔と首にしっかり塗りましょう。サングラスもあわせて使うと、目の疲れも減らせます
- 保湿:寒風と乾燥で、肌がつっぱりやすくなります。出発前に化粧水と乳液、クリームで、しっかり蓋をしておきます。顔の露出部分には、保護力の高いクリームを重ねるのが効果的です
- ベースメイク:屋内外の温度差で崩れやすくなります。崩れにくいベースを軽めに仕上げ、ミストやパウダーで固定します。寒さで頬が赤くなりやすい人は、コントロールカラーが役立ちます
- アイメイク:寒さと風で涙が出やすくなり、にじみやすくなります。ウォータープルーフのマスカラやアイライナーが安心です
- リップとハンドケア:唇と手は、特に乾燥しやすい部分です。リップクリームとハンドクリームを、ポーチではなくポケットに入れて、こまめに塗り直しましょう
- 髪:帽子で静電気が起きやすくなります。帽子を脱いだときのために、ヘアオイルやミスト、携帯用のブラシがあると整えやすくなります
- メガネ・コンタクト:屋内に入ると、メガネが曇ります。曇り止めがあると便利です。コンタクトは乾燥で目が疲れやすいため、目薬も用意しましょう
- 帰宅後のケア:メイクを落とし、洗顔したら、化粧水とクリームでたっぷり保湿します。かじかんだ手足は、ぬるま湯で温めると血行が戻ります。熱いお湯や、急な温度変化は、しもやけや肌荒れのもとになるため避けましょう
子連れの方へ
重ね着と、帽子・手袋・耳あてを忘れずに。凍結路面で転びやすいため、手をつなぎ、冬用の靴を。体が冷えたら、すぐ屋内で休憩を。
シニアの方へ
滑って転ぶ事故が最も心配です。冬用の靴や滑り止め、杖の無料貸出を活用し、屋内の地下歩行空間も上手に使ってください。
撮影する方へ
予備バッテリーは体温で温められる内ポケットに。手袋は、指先が使える薄手のものと、上に重ねる厚手の2枚が便利です。
さっぽろ雪まつりの大通会場とすすきの会場は、札幌の都心にあります。地下鉄の駅が会場の目の前にあり、公共交通機関が圧倒的に便利です。一方、雪道の運転、混雑する市街地、限られる駐車場と、車で行くには条件が厳しい祭りでもあります。そのため、この章は「駐車場ランキング」ではなく、「交通手段ランキング」として紹介します。
交通手段ランキングと、どうしても車で行きたい場合の対処法
地下鉄(大通駅・すすきの駅・西11丁目駅)
もっともおすすめです。大通会場は地下鉄の南北線・東西線・東豊線の大通駅で下車してすぐ、すすきの会場は南北線のすすきの駅から下車してすぐと、公式サイトが案内しています。札幌駅からは、南北線で1駅です。雪や渋滞の影響を受けにくく、帰りの時間も読みやすい手段です。
JR+札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)
札幌駅から大通方面へは、地下の歩行空間を通って、屋内を歩けます。外の雪や冷たい風を避けられ、天候に左右されません。大通西8丁目付近のホテルの案内では、札幌駅の西改札口から地下歩行空間を経由して、徒歩約20分とされています。大通駅付近までは、もう少し短い時間で着きます。
つどーむ会場:地下鉄東豊線栄町駅+シャトルバス
つどーむ会場へは、地下鉄東豊線の栄町駅から、シャトルバスが運行されると公式サイトが案内しています(徒歩の場合は15分程度)。2026年は、栄町駅発のシャトルバスの運行時間が決まっており、大人片道200円、小学生以下・65歳以上・障がい者は無料とされました(2026年の案内)。2027年の運行は、発表後に確認してください。
空港連絡バス・タクシー
新千歳空港からは、大通公園方面への空港連絡バスもあります。公式サイトは、大通公園からバスで約1時間10分と案内しています(ホテルの案内では約90分とされる場合もあり、交通状況により変わります)。荷物が多い人や、足腰に不安のある人は、タクシーも選択肢です。ただし、雪まつり期間は、会場周辺の道路が混雑し、時間が読みにくくなります。
自家用車・レンタカー(おすすめしません)
札幌市の都心は、期間中、駐車場が満車になりやすく、雪道の運転や路面凍結の危険もあります。つどーむ会場も、一般来場者向けの駐車場は設けられていないと案内されていました(2026年)。どうしても車の場合は、次の「対処法」を参考にしてください。
どうしても車で行きたい場合の対処法
「家族に高齢者や乳幼児がいて、電車の乗り降りが難しい」「北海道内の遠方から来る」など、車で行く事情はさまざまです。次の手順が、失敗しにくい方法です。
- ホテルの駐車場に停めて、あとは地下鉄で動く:大通公園に面した札幌ビューホテル大通公園は、地下に56台の駐車場があり、1泊2,000円(先着順)と案内されています。会場周辺のホテルの駐車場を確保し、そこから徒歩や地下鉄で移動するのが基本です
- 事前に予約できる駐車場を探す:当日の空き待ちは、雪の中で時間を失います。会場周辺には、事前予約ができる駐車場サービスもあります。出発前に、予約と料金を確認しておきましょう
- 冬の運転に備える:冬用タイヤ(スタッドレス)は必須で、凍結路面(ブラックアイスバーン)を想定した慎重な運転が必要です。レンタカーは、冬装備が付いているか確認しましょう
- 高速道路からのルート:道央自動車道の札幌北ICから国道5号経由で、大通公園付近まで約6キロメートル、約20分と案内されています。雪まつり期間は、市街地が混むため、時間に余裕を持ってください
- 夜の帰りと駐車場の営業時間を確認:夜遅くまで見る場合は、駐車場の閉場時間と料金の上限を、事前に確認しておきます
- つどーむ会場は電車+シャトルで:会場に一般駐車場がないため、栄町駅周辺に停めるか、地下鉄で向かうのが現実的です
雪と氷の祭りは、足元の不安から、ためらってしまう人も多いかもしれません。でも、工夫次第で、雪まつりの感動は味わえます。無理なく楽しむためのヒントをお伝えします。
- 大通会場には介助のお手伝いがあります:公式サイトによれば、大通会場では、NPO法人「手と手」の会員の方が、介助が必要な方のお手伝いを会期中に行っています。サポートを受けたい方のための案内ページも、公式サイトから確認できます
- 案内所で相談できます:大通会場には、札幌市観光ボランティアの方々が駐在する案内所が設けられています
- 杖と滑り止めを借りる・買う:オフィシャルショップでは、杖(ストック)の無料貸し出しがあります。靴用の滑り止めは1つ1,000円ほどで購入できます
- 荷物は預けて身軽に:札幌市が、観光客向けに手荷物一時預かり所を開設すると公式サイトで案内しています。荷物を預ければ、転倒のリスクも減らせます
- 屋内の地下歩行空間を活用する:札幌駅から大通方面へは、地下で移動できるため、雪道を歩く距離を減らせます。エレベーターの位置は、事前に札幌市交通局や駅で確認してください
- 見る場所を絞る:地下鉄の大通駅に近い4・5丁目の大雪像だけでも、スケールは十分に伝わります。すべてを歩き回る必要はありません
- つどーむのシャトルは配慮あり:2026年は、障がい者の方はシャトルバスが無料でした(2027年は要確認)
ただし、凍結路面や積雪のため、車いすでの移動は、通常よりも困難になる場合があります。通行できるルートや、介助の体制は、事前にご相談ください。無理のない計画で、冬の札幌を訪れてみてください。
札幌へは、新千歳空港から電車で約40分。札幌駅から大通会場までは、地下鉄で1駅です。3つの会場は離れているため、それぞれのアクセスを把握しておくと、動きやすくなります。この章では、出発地別、会場別、そして雪の日の動き方までまとめます。
出発地別アクセスと、雪の日・帰りの動き方
出発地別の目安(札幌市内まで)
| 出発地 | ルートの目安 |
|---|---|
| 新千歳空港 | JR快速で札幌駅まで約40分(公式FAQは約1時間と案内)。大通公園方面への空港連絡バスは約1時間10分〜90分 |
| 東京・関東 | 羽田空港などから新千歳空港へ(約1時間半前後が目安)、その後JRで札幌駅へ |
| 大阪・関西 | 関西空港・伊丹空港から新千歳空港へ(約2時間前後が目安)、その後JRで札幌駅へ |
| 小樽 | JR快速で札幌駅まで約30〜40分が目安 |
| 旭川 | JR特急で札幌駅まで約1時間半が目安 |
| 函館 | JR特急で札幌駅まで約4時間が目安 |
所要時間は、列車の種類や天候で変わります。冬は雪による遅延が起こりやすいため、乗換案内アプリで当日の運行状況をご確認ください。
会場別のアクセス(公式サイトの案内)
各会場への行き方
大通会場の西1丁目から西11丁目までは、約1.1キロメートルあります。地下鉄の駅が複数あるため、見たい丁目に近い駅で降りると、歩く距離を減らせます。
帰りの動き方
- 夜の帰りは、地下鉄が最も確実:大雪像のライトアップは22時まで。終電の時刻を、事前に確認しておきましょう
- 混雑のピークを避ける:週末の夜は、大通駅やすすきの駅が混雑します。少し早めに引き上げるか、一度、屋内の商業施設で時間をつぶしてから移動する方法もあります
- つどーむの帰りは、シャトルの最終便に注意:2026年は、つどーむ発のシャトルバスの運行が、夕方16時台までに終了する時間設定でした。見学時間の10:00〜16:00と合わせて、早めの行動が必要です
- 空港への移動は余裕を持つ:雪による列車の遅延や欠航に備え、帰りの便は、前日に札幌へ戻れるよう計画すると安心です
雪・吹雪の日のアクセスと過ごし方
雪まつりは、基本的に雪や寒さの中で開かれる祭りです。小雪程度では通常どおり楽しめますが、吹雪の日は、JRの遅延や運休、空の便の欠航が起こる可能性があります。到着日は、特に余裕を持った計画にしてください。
雪の日は、視界が悪くなり、路面もさらに滑りやすくなります。屋内の地下歩行空間を活用して、雪の中を歩く距離を減らしましょう。吹雪の日は、雪像が雪で覆われたり、視界が悪くなったりすることもあります。天気が回復する時間帯を狙って、再度訪れるのも一案です。
さっぽろ雪まつりは、3つの会場が離れているうえ、氷点下の屋外を歩く祭りです。やみくもに回ると、体力も時間も消耗します。ここでは、夕方から夜に集中する半日プラン、つどーむから大通、すすきのまで1日で巡るプラン、前泊して2〜3日かけて楽しむプランの3つに加え、シニア・子連れ向けのゆったりプランも紹介します。つどーむの時間は公式の案内(10:00〜16:00)に基づき、シャトルバスの時刻は2026年の実績を目安にしています。
当日タイムスケジュール 3パターン+ゆったりプラン
プラン1|夕方から夜まで、大通とすすきのを巡る半日プラン
「昼は別の予定があるが、夜の雪まつりを堪能したい」という人向けの王道プランです。札幌の2月の日没は、17時前後が目安です。
プラン2|つどーむ、大通、すすきのを1日で巡るプラン
3つの会場を、時間の制約に合わせて回る、欲張りな日帰り・1日プランです。つどーむは10:00〜16:00と時間が限られるため、最初に向かうのがコツです。
プラン3|前泊して2〜3日かけて楽しむ旅行プラン
東京や大阪など遠方から訪れ、札幌の観光や食も楽しみたい人向けの、余裕のあるプランです。
昼の時間帯に、地下鉄の大通駅に近い西4・5丁目の大雪像を見て、大通ビッセなどの屋内施設で休憩し、夕方には宿へ戻る、という流れです。夜の冷え込みは、昼とは比べものにならないため、無理をしないのが一番です。大通公園に面した宿に泊まれば、部屋の窓から大通公園のイベントを楽しめる場合があります(札幌ビューホテル大通公園は、公園側の客室をおすすめしています)。
毎年約250万人が訪れる雪まつりでは、混雑は避けられません。ただし、人が集まる時間と場所には、はっきりした傾向があります。2027年の会期には、金・土・日の週末が1回しかなく、そこへ人出が集中すると予想されます。混む時間帯を知り、穴場の動き方を取り入れれば、同じ雪まつりでも体験の質が大きく変わります。
混雑ポイントと穴場・回避ノウハウ
混雑する日・時間・場所(目安)
以下は公式の数字ではなく、会期の構成や過去の傾向から推測した目安です。年や天候で変わります。
| 日・時間帯 | 混雑する場所 | 混雑度の目安 |
|---|---|---|
| 2月5日(金)〜7日(日)の夕方〜夜 | 大通 西4〜8丁目、すすきの駅前通 | 非常に混雑(会期で最も混む見込み) |
| 2月7日(日)・11日(木・祝)の昼 | つどーむ会場、シャトルバス乗り場 | 混雑(午前のうちに入場を) |
| 2月8日(月)〜10日(水)の昼 | 大通会場全体 | 比較的空いている見込み |
| 毎日 17時〜20時 | 大雪像の前、テレビ塔、地下鉄の駅 | 混雑(夜景を求めて人が集まる) |
| 毎日 20時以降 | すすきの会場、飲食店 | すすきのは混雑、大通は徐々に落ち着く |
穴場の活かし方
- 平日(2月8日〜10日)を狙う:週末に比べて、動きやすく、ゆっくり写真を撮れると考えられます。夜のライトアップを見るなら、特におすすめです
- 午前の大通で、昼の姿を見る:人が少なく、雪の白さが際立ちます。夜の混雑を避けたい人は、昼にじっくり見て、夜は短く切り上げるのも一案です
- 西側(10・11丁目)に足を延ばす:中心部の4〜8丁目より人が分散しやすいと考えられます。国際雪像コンクールの作品も、ゆっくり見られます
- 中小雪像・市民雪像のエリアを回る:大雪像の前に比べて人が分散します。お気に入りの作品を探す楽しみもあります
- すすきのは、会期の前半に、気温の低い時間帯に:氷像は気温の影響を受けるため、状態のよい氷像を見られる確率が高くなると考えられます
- すすきのの氷像づくりを見る:会期の3日前ごろから制作が始まり、直前には作業風景を見られます(公式サイトの案内)。完成前の貴重な機会です
- テレビ塔は、夜景のピーク時間を外す:夕暮れ直後は混み合うため、早めの午後に上り、夜景は地上から楽しむ手もあります
混雑を避けるための回避ノウハウ
- つどーむは午前の早い時間に:混雑状況により、アトラクションの受付が早めに終了する場合があると公式が案内しています
- 食事は時間をずらす:夕食は16時台の早め、または20時過ぎの遅めにすると、行列を避けやすくなります
- 屋内の避難先を決めておく:大通ビッセや地下街、ホテルのロビーなど、体が冷えたときに駆け込める場所を決めておきましょう
- トイレの場所を早めに確認する:公式サイトでトイレ位置の一覧は確認できませんでした。周辺の商業施設や地下街のトイレも、あわせて把握しておくと安心です
- 地下鉄の混雑時間を避ける:週末の夜は大通駅やすすきの駅が混みます。少し早めに引き上げるか、時間をずらしましょう
- はぐれたときの集合場所を決める:寒さでスマホの電池が切れることもあります。さっぽろテレビ塔など、分かりやすい場所を決めておくのが安心です
大通会場の周りは、札幌観光の定番スポットが集まるエリアです。雪像を見たあと、体が冷えたときや、夜まで時間があるときに、「ついでに寄れるから行ってみるか」と思える場所を、徒歩圏から少し足を延ばす先まで、9つ紹介します。
ついでに寄れる! 雪まつりと一緒に楽しむ周辺観光
旧札幌農学校演武場で、日本最古の塔時計を持つ札幌の象徴です。雪の季節には、ライトアップされた姿が評判です。館内の展示室も見学できます。
大通公園の東端にそびえる、札幌のシンボルです。展望台から、雪まつりの会場を上から見渡せます。体を温めながら、会場の全景を確認できます。
1888年に建てられた、ネオ・バロック様式のれんが造りの建物です。雪景色との相性がよく、冬の札幌らしい一枚を撮れる場所です。
旧札幌控訴院庁舎を活用した施設で、大通公園の西側、13丁目にあります。入館は無料と案内されています。大通会場の西端から、足を延ばしやすい場所です。
北海道のスイーツやグルメ、買い物を楽しめる、大通公園近くの商業施設です。屋内で暖を取りながら、お土産選びができます。
報道では、会期は2027年1月16日(土)から2月21日(日)で、札幌市内の複数の会場で開かれます。雪まつりの会期中は、大通2丁目にも展開される予定です。
札幌市豊平区にあり、市街地を見渡す展望台です。クラーク博士の像でも知られます。市中心部から離れるため、半日の余裕がある人向けです。
札幌の中心から車で1時間ほどの温泉地です。雪景色の中での入浴は、雪まつりで冷えた体を癒す、冬の札幌ならではの過ごし方です。
雪まつり本体の会期後、2月12日(金)から14日(日)まで、大和ハウス プレミストドームで開かれる特別連携行事です。雪まつりの余韻を、体験型のイベントで延長できます。
雪まつりの期間は、人気の観光施設も混み合います。行きたい場所は、昼間の時間帯にまとめて回り、夜は雪まつりの会場に集中するのが効率的です。時計台や赤れんが庁舎は、雪まつりの大通会場から近く、短時間で立ち寄れます。
雪まつりの期間は、札幌市内の宿が混み合い、宿泊料金も上がりやすくなります。2027年は、2月4日から11日までの8日間のうち、週末は2月6日・7日の1回で、11日は祝日です。さらに、前後には札幌国際芸術祭と、2月12日からのスノースポーツパークも重なります。宿は早めに押さえるのが鉄則です。ここでは、エリア別、場面別の選び方を紹介します。
札幌の宿泊ガイド(エリア別・場面別)
大通公園の西8丁目に面した、347室のシティホテルです。大通公園のイベントを楽しむなら、公園側の客室がおすすめと案内されています。地下鉄大通駅1番出口から徒歩約5分、東西線の西11丁目駅3番出口から徒歩約3〜5分。朝食のビュッフェが高評価で、駐車場は地下に56台(1泊2,000円・先着順)あります。
南5条西3丁目にあり、すすきの会場と元祖さっぽろラーメン横丁のすぐ近くです。すすきのの氷像を夜に見たあと、すぐ部屋へ戻れる立地は、冷え切った体にはありがたいものです。食事や夜のイベントを重視する人、若いカップルに向いています(設備や料金は要確認)。
南10条西3丁目にあり、中島公園方面に近いホテルです。るるぶ&more.は、すすきののラーメン横丁周辺の宿泊施設の一つとして紹介しています。繁華街の喧噪から少し離れて、落ち着いて過ごしたい人に向いています(会場までの徒歩時間は要確認)。
新千歳空港から快速電車で直接アクセスでき、札幌駅からは地下鉄で大通駅まで1駅、または地下歩行空間を歩いて向かえます。荷物が多い遠方からの旅行者や、つどーむへ向かう人にとって、移動の拠点として便利です。雪まつり期間は満室になりやすいので、早めの予約を。
札幌の中心から車で1時間ほどの温泉地です。雪まつりは日帰りで見て、宿では温泉と食事をゆったり楽しむ、という旅の組み立て方もあります。ただし夜の雪まつりを見ると、帰りの移動が遅くなるため、交通手段と送迎の有無を必ず確認してください。
場面別おすすめの選び方
- 子連れの家族:大通公園に面した宿や、地下鉄の駅に近い宿が安心。子どもは体温調整が難しいため、夜の冷え込みに耐えられなくなったら、すぐ戻れる距離が理想です。大浴場や朝食の充実度も確認を
- ご高齢の方との旅行:凍結路面での転倒が最も心配です。大通公園に近く、徒歩の距離が短い宿を。地下歩行空間でつながる札幌駅周辺の宿も、屋内を歩けて安心です
- 若いカップル:すすきのの近くなら、氷像、ラーメン、ジンギスカン、〆のパフェと、夜の楽しみが徒歩圏に集まります。大通公園側の客室から、夜のライトアップを眺めるのも素敵です
- 最後までじっくり見たい人:大雪像のライトアップは22時まで、すすきのは23時まで。会場から近い宿なら、帰りの混雑や寒さを避けられます
さっぽろ雪まつりを初めて訪れる人が気になる疑問を、25問にまとめました。会期や会場、雪像づくりの裏側、つどーむへの行き方、服装、バリアフリー、宿泊まで、出発前の不安を一つずつ解消できるように答えています。気になる項目をタップすると、答えが開きます。
さっぽろ雪まつり よくある質問 25選
Q. 2027年のさっぽろ雪まつりはいつ開催されますか?
Q. 見学できる時間を教えてください。
Q. 入場料や有料観覧席はありますか? 抽選はありますか?
Q. 3つの会場はどう違いますか?
Q. いつ行くのがおすすめですか?
Q. 2027年の大雪像は何基で、題材は何ですか?
Q. 雪像はいつ、誰がつくっているのですか?
Q. 雪はどこから運んでくるのですか? どれくらい使うのですか?
Q. 会期が終わったあと、雪像はどうなりますか?
Q. 暖かい日や、雪・吹雪の日はどうなりますか?
Q. 国際雪像コンクールとは何ですか?
Q. すすきの会場の氷像とは何ですか?
Q. つどーむ会場では何ができますか?
Q. つどーむ会場への行き方を教えてください。
Q. 札幌国際芸術祭2027とは何ですか? 雪まつりと関係がありますか?
Q. 「さっぽろスノースポーツパーク2027」とは何ですか?
Q. 服装はどうすればよいですか?
Q. 滑り止めや杖は借りられますか?
Q. 小さな子ども連れでも楽しめますか?
Q. 車いすや足腰に不安がある人でも行けますか?
Q. トイレや手荷物の預かりはありますか?
Q. 車で行く場合の駐車場は?
Q. 新千歳空港からのアクセスは?
Q. 宿泊は必要ですか? いつまでに予約すべきですか?
Q. 会場で食事はできますか?
会場の大通公園は、札幌の都心を東西に貫く細長い公園で、地下鉄の大通駅が中央にあります。すすきの会場は南へ地下鉄で1駅、つどーむ会場は郊外にあり、位置関係を地図で確認しておくと、動き方が決めやすくなります。公式サイトの問い合わせ先もメモしておきましょう。
会場マップと主な問い合わせ先
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大通会場 | 大通公園 西1丁目〜西11丁目(札幌市中央区)。地下鉄大通駅・西11丁目駅ほか |
| すすきの会場 | 南4条通〜南6条通の駅前通。地下鉄すすきの駅すぐ |
| つどーむ会場 | 札幌市スポーツ交流施設「つどーむ」。地下鉄東豊線の栄町駅からシャトルバスまたは徒歩約15分 |
| 公式サイト | さっぽろ雪まつり/ようこそさっぽろ |
| 各種お問い合わせ | 公式サイトの問い合わせ一覧 |
| 介助・福祉ボランティア(大通会場) | NPO法人「手と手」の案内ページ |
ここまで、さっぽろ雪まつりの歴史、雪像づくりの舞台裏、見どころ、アクセス、グルメ、服装、宿泊まで見てきました。最後に、8日間の流れと出発前のチェックリストをまとめます。2027年の会期と会場は公式に発表済みで、大雪像の題材やイベントスケジュールは発表後に更新します。
まとめ:出発前 最終チェックリスト
| 日程 | 位置づけ(2027年) | おすすめの動き方 |
|---|---|---|
| 2月4日(木) | 初日(平日) | 開幕の空気を味わう。夜はライトアップ |
| 2月5日(金)〜7日(日) | 会期中ただ一つの週末 | 最も混雑する見込み。早めの行動と帰りの工夫を |
| 2月8日(月)〜10日(水) | 平日 | 比較的動きやすい。ゆっくり見たい人向け |
| 2月11日(木・祝) | 最終日(建国記念の日) | すすきののライトアップは22時まで。翌朝に雪像は壊される |
| 2月12日(金)〜14日(日) | さっぽろスノースポーツパーク2027 | 大和ハウス プレミストドーム。雪まつり本体の会期外 |
- 会期(2027年2月4日(木)〜11日(木・祝))をカレンダーに登録した
- 公式サイトで、大雪像の題材とイベントスケジュールの発表を確認した
- 宿泊を予約した(週末の2月6日・7日と祝日の11日は特に早めに)
- 見たい会場(大通・つどーむ・すすきの)と、回る順番を決めた
- 交通手段(地下鉄・JR・地下歩行空間)と、つどーむのシャトルを確認した
- オーバーコートなどの防寒着、帽子、耳あて、手袋を用意した
- 冬用の靴、または靴用の滑り止めを用意した(杖は現地で無料貸出あり)
- 使い捨てカイロと、モバイルバッテリーを用意した
- サングラスと日焼け止めを用意した(雪の照り返し対策)
- コスメ・美容対策(保湿クリーム、リップ、ハンドクリーム、帰宅後のケア)を準備した
- 夕食の時間と場所(早めの16時台、または20時以降)を決めた
- 体が冷えたときの屋内の避難先(大通ビッセ、地下街など)を決めた
- 帰りの地下鉄の終電、空港への移動に余裕があることを確認した(雪による遅延に備える)
- 同行者と集合場所を決め、凍結路面での安全ルールを共有した
さっぽろ雪まつりの魅力は、巨大な雪像の迫力だけではありません。9月に設計を始め、12月に枠を組み、1月に雪を運び、約1か月かけて削り、磨き上げる。自衛隊員も、ボランティアも、世界のチームも、すすきので夜通し氷を彫る料理人たちも、会期が終われば翌朝に壊されると知りながら、全力でつくっています。
ぜひ現地で、雪像に近づいて、ノミの跡を見てください。そして、夜の大通で、ライトアップに浮かぶ雪の造形を見上げてください。氷点下の寒さに備えて、暖かい服装と滑りにくい靴で、無理のない計画で出かけてください。2027年2月、札幌で会いましょう。
最終確認日:2026年10月19日。2027年の会期・会場・大通会場の構成は公式発表(2026年7月13日付)に基づきます。大雪像の題材、イベントスケジュール、つどーむのシャトルバス、交通規制は未発表のため、2026年(第76回)の公式実績や報道を「例年パターン」として掲載しています。発表され次第、更新します。
